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臥頭狂一のエロ小説ブログ。※18歳未満閲覧禁止。

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赤いバラの咲く庭で 第六話 (28枚)


 気分は最悪だ。一夜明けてすこしは落ち着いたけれど、やっぱりママを許すことができない。ママのすべてはぼくのものだっていったくせに。うそつき。
 でも、やっぱりママをきらいになんかなれない。にくむことなんかできない。でも、顔を見たらきっとママを責めてしまう。
 だから、せめて今日はママと顔をあわせたくないよ。
 けれども、ママはぼくの帰りを待っていた。思いつめた顔をして……。


  第一話  第二話  第三話  第四話  第五話  第七話  第八話  第九話  第十話   最終話



 鉄製の柵を引っぱる。黒いペンキがあちこちはげて、サビがういていた。キイ、といやな音がする。ぼくは顔をしかめながら洋館の門をくぐった。学校から帰って家に入るだけのことなのに、とても気が重かった。ママの顔を見たくない。
 朝起きてから、ぼくは一度もママと口をきいていなかった。顔を見ただけで、昨日のことを思い出してしまう。佐伯のおじさんと、ママがだきあってしていたことを。胸がむかむかして、食欲もない。口を開けばひどいことをいってしまいそうだった。
 ママのことを許すことはできないけれど、だからといって悪口なんかいいたくなかった。昨日はにくいとさえ思ったけれど、それでもぼくはママを愛してる。ママににくまれ口をきくのはいやだった。
 お昼ねでもしていればいいな。そうしたら、ぼくは居間を通り抜けて自分の部屋に閉じこもることができる。あとはマンガを読むか、テレビでも観ていればいい。
 ぜいたくなことに、ぼくの部屋にはテレビがあった。居間においてあったお下がりだけど、うつりはいい。
 お正月から居間に置かれているのはカラーテレビだ。「今年のオリンピックはカラーで見なきゃ」と、佐伯さんが新品のテレビを持ってきてくれたのだ。でも、まだほとんどの番組は白黒の放送だし、アンテナの調子のせいなのかわからないけれど、うつりもぜんぜんよくなかった。ぼくの部屋に移った古いテレビのほうが、はっきりと見えるくらいだ。佐伯さんの会社でつくっているテレビは、あんまりいいものじゃないのかもしれない。
 ママが構ってくれなくなってから、テレビを見ている時間が増えた。それほど好きな番組があるわけじゃないけれど、ひまな時間をつぶすにはいい。音を大きくしてぼうっと見ていれば、いやなこともちょっとは忘れられる。今日も部屋にこもって、そうして過ごそう。
 けれども、そうは問屋がおろさなかった。玄関のとびらを開くと、待ち構えていたかのようにママが立っていたんだ。しばらく見ることのなかった白いワンピースを着ている。以前はママのお気に入りだった服だ。今日は佐伯のおじさんが来ないってことだろう。
「おかえりなさい」
 ママはぼくの顔を見つめながらおかえりをいった。最近ではめずらしいことだった。佐伯さんがうちに来るようになってから、出むかえてくれたことなんてなかったのに。
「…………」
 ぼくは返事をしなかった。手を前に組んで立ちつくすママの横をすりぬけ、自分の部屋へと進む。自分の顔がこわばっているがわかる。
「れ、冷蔵庫にプリン、あるのよ。食べない?」
 機げんをとるような声で、ママはぼくの後を追った。
「いらない」
 胸がちくちくした。でも、いまはママの顔を見たくない。ちらっと見ただけで、昨日の光景がよみがえっていた。おじさんに後ろからばんぱん突かれて、気持ち良さそうに声をあげてたママの顔が。
 まだ何か声をかけようてしてるママを無視して、ぼくは自分の部屋に飛びこんだ。ばたん、と勢いよくドアを閉める。ランドセルを乱ぼうに下ろし、ベッドの上にからだを投げだす。ふわふわの布団に顔を押しつけると、なみだがじわじわとあふれ出してきた。
 テレビをつける気にもならなかった。マンガを読む気にも。今日はどんなことをしても気をまぎらわすことができないだろう。ママが玄関で待っていたりしなければ、きっと平気だったのに。
 ほんのいっときでも目を閉じれば、昨日のママと佐伯さんのすがたがまぶたの裏にうかびあがる。首に手をまわして、おじさんとキスをしていたママ。「旦那さまのために」って毛をそったおまたを見せつけたママ。大きなちんちんをおまたに入れられて、ぼくには見せたこともない顔をしてやらしい声をあげてたママ。
 「ママのすべては丈のものよ」っていってくれたのに、あれは全部うそだったんだ。キスしてくれるのも、ちんちんをしごいてくれるのも、ぼくだけだと思っていたのに。「いっぱい出して」って、白いおしっこをおねだりするのも、ぼくにだけだと思ってたのに。
 ママはもう、ぼくのものなんかじゃない。佐伯さんにとられてしまった。ママを好きで好きでたまらなくて、だれよりも愛してるのはぼくだ。なのに、ママのすみきったひとみはぼくを見ていない。悲しくてしかたなかった。くやしくて胸がはりさけそうだった。
 なみだがとまらなかった。なのに、ズボンのなかではちんちんが大きくなってる。昨夜のママのすがたを思い出せば思い出すほど、パンツのなかがずきずきとうずく。そんな気分じゃないはずなのに、どうしてちんちんが大きくなるんだろう。
 きゅうくつでつらくて、ズボンをおろす。パンツのなかはぬるぬるしてた。先っぽからとう明な汁がたくさんあふれている。
 昨日の夜、ぼくははじめて自分でちんちんをしごいて白いおしっこを出した。いつしごいていたのか思い出せなかったし、気づいたら出してしまっていた。気持ちよかったかどうか、わからない。でも、ママにこすってもらったほうが気持ちいいに決まってる。
 そう思いながらも、ぼくはちんちんをにぎっていた。自分でしたくはないけど、白いおしっこを出してしまわないと、うずきが止まらない。ぼくはゆっくりと皮をむいてみた。そのときだった。
「丈? 入るわよ」
 ドアの外からママの声。ぼくはうろたえてベッドの上からさけんだ。
「だ、だめっ……!」
 おそかった。ママはぼくがパンツをはく前に、部屋のとびらを開けていた。
「ま、まあ……」
 おどろいた顔をして、口を押さえるママ。でも、目はぼくのちんちんを見つめていた。ちんちんをにぎりしめる手は、ぬるぬるの汁で汚れている。はずかしかった。
「ま、ママが自分でしなさいって、いったんじゃないか!」
 ばつが悪くなって、ぼくはママに当たりちらした。ノックもしないでいきなり入ってきたことに、ちょっと腹をたててもいた。
「そ、そうね……」
 ママはこまった顔をしながら、ベッドに近づいてきた。ぼくはあわてて背中を向けて、ひざまでおろしたパンツを上げようとする。その手を、ママの手がおさえた。
「ごめんね、丈……」
 顔だけで後ろを向くと、ママが悲しそうな顔をしていた。ぼくは悪いことをした気になって、目をそらしてうつむく。でも、ひさしぶりにママが近くにいる。胸がどきどきいってた。
 ママは背中からぼくをそっとだきしめた。ワンピースごしだけど、おっぱいがふにゃりとおしつぶされてるのがわかる。ぼくはパンツをずりさげたままで、ちょっといごこちが悪かった。
「昨日、見ていたでしょ……ママの部屋」
 どきり、とした。やっぱり目があったのは気のせいじゃなかったんだ。あの小さなかぎ穴から、ママはぼくを見ていた。ぼくがとなりの部屋にひそんでいたのに気がついていたんだ。
「あのね、ママと佐伯さんがしていたのは……」
「ママのうそつき!」
 ママはいいわけしようとしている。ぼくはそう感じた。のぞいたのは悪いことだったけれど、はじめに約束をやぶったのはママだ。昨日の夜に感じたのと同じ怒りがわいてきて、ぼくの口からとび出していた。
「ママはぼくのものだっていったのに! ぼくだけのものなのに! おじさんと、おじさんとあんな……」
 ことばが続かなかった。ぼくはママに背中をだかれたまま、声をあげて泣き出してしまう。顔をくしゃくしゃにしながら。
「ごめんね、ごめん……ごめんなさい……」
 ママは泣きじゃくるぼくの顔に、そっとほっぺたをくつけた。ほほの暖かさとはべつの熱を感じた。なみだだった。ママの閉じた目から、ぼくと同じようにぽろぽろとなみだがこぼれている。ぼくはどうしていいかわからなくなって、さらに大声を出して泣きわめいた。
 ママはぼくが落ち着くまで、後ろからだきしめてくれていた。どれくらい時間がたったんだろう。窓の外はもう暗くなりかけている。
 泣いて泣いて、ぼくはつかれきっていた。いつの間にかママの胸に顔をあずけていて、ぐったりともたれかかっていた。ほっそりした手が、ぼくのこげ茶色の髪をなでてくれている。やさしい手だった。
「ママ……」
 ひどくあまえたい気分だった。さっきまで全身を包んでいたママへのにくしみは、どこかへ消えていた。ぼくはおそるおそる、おっぱいへと手をのばした。ワンピースごしだけど、ひさしぶりにさわるおっぱい。
 ママはぼくの手を受けいれてくれた。ぼくは両手でおっぱいをもみながら、顔をおしつける。ふんわりと、いいにおいがした。この三ヶ月で、忘れかけていたママのにおい。もっとかぎたかった。直接ママのおっぱいを見たかった。さわりたかった。吸いたかった。
 きっと、いまなら許してくれる。ぼくは期待をこめてママを見上げた。断られたらと思うと、口に出すことができなかった。はねのけられ、冷たい目で見られたりなんかしたら。冷たいしうちはもうたくさんだった。
「おっぱい、吸いたいの……?」
 ぼくの気持ちをわかってくれた。ぼくはうれしくて、何度もうなずいた。ママはやさしくにっこり笑いかけてくれる。すこしひとみが赤くなっていたけれど、かわいらしい天使のほほ笑みだ。
 ママはぼくをだきしめつつ、片手で胸のボタンを外していく。ぼくはどきどきしながら、白い手の動きを見つめていた。熱い鼻息が、かってにもれていく。以前は手をのばしたところにあったおっぱい。いつでも当たり前のようにもんで、吸っていたけれど、この三ヶ月でとても遠いものになっていた。
「はい。どうぞ……」
 白い下着をとると、目の前に大きなふくらみがあらわれた。先っぽがサクランボみたいにつやつやしている。一秒もがまんできなかった。口をいっぱいに開けて、乳首ごとむしゃぶりつく。
「んっ……ふふ……いっぱい、吸って……」
 ママはやさしくぼくの頭をなでつけてくれた。幸せだった。この三ヶ月、ママのおっぱいを思わない日はなかったんだ。やわらかくて、きれいなおっぱいを。ミルクが出るわけではないけれど、ぼくは赤んぼうのように夢中になって吸った。
 両手におっぱいをかかえながら吸っていると、ちんちんがむずむずしてきた。パンツは下りたままだった。おっぱいも吸わせてくれたんだ。してくれるだろう。ぼくはママの手をとって、かたくなったちんちんへと持っていった。
「…………」
 ママはだまったままだ。ちんちんの上に置いた手も、動かなかった。にぎってくれないんだろうか。また、むきむきしてほしいよ。白いおしっこ、しごき出してよ、ママ。ぼくはすがるような目で、だれよりも愛しいひとの顔を見上げた。
「丈……ママのこと、許してくれる?」
 佐伯のおじさんとのことだと、すぐにわかった。おっぱいから口をはなして、ぼくはママを見つめた。ママはつらそうに目を細めている。でもぼくは、あやふやなままうなずくことはできなかった。
「許すって、どういうこと? もう、おじさんと、ああいうこと、しない?」
 ぼくとしてはそれがいちばん気になることだった。ママを責めてるみたいで、ちょっと胸がいたむ。でも、それだけははっきりさせておかなきゃならない。
「そ、それは……」
 ママはぼくから目をそらした。答えられないの? どうしてさ。許すって、佐伯さんとママがいやらしいことをするのを認めろっていう意味? ぼくはかっとなった。
「ぼくはいやだ! ママはぼくだけのものだっていったじゃないか! やっぱりママはうそつきだよ!」
 また、なみだがあふれてきそうだった。鼻のおくが、つん、といたみ出す。けれども、泣き出す前に、ママはぼくの頭を両手でぎゅうっとだきしめた。おっぱいの谷間に鼻の頭が押しつけられる。
「ごめんね、丈……ママ、どうしても、佐伯さんとのおつきあいをやめるわけにはいかないの……。お願いだから、わかって……」
 なみだまじりの声が頭の上から聞こえてきたけれど、納得なんかできるわけがなかった。胸のもやもやが広がり、いたみへと変わっていく。ぼくは泣き出してしまいそうなのをなんとかこらえて、ママの胸から顔をはなした。いきおいで、つい口にしてしまったんだ。
「ママは、ぼくより佐伯さんのほうが、すきになっちゃったの?」
 心臓がバクバクと波打つ。顔から血の気が引いていくっていう感覚を、ぼくははじめて味わっていた。口に出してから、しまった、言うんじゃなかったと思ったけれどもうおそい。
 くちびるがふるえた。もし佐伯のおじさんのほうが好きだといわれたら、どうしたらいいんだろう。ぼくはきっと生きていられない。ママがぼくをきらいだというなら死んだほうがましだと、本気で思った。返事がこわい。がけっぷちに立っている気分だ。
「そんなわけ、ないでしょう……」
 ママは心底から悲しそうな表情をして、ふたたびぼくを胸にだきよせてくれた。つよい力だった。ぼくは息が止まりそうになるほど、顔をおっぱいにおしつけられていた。苦しかったけれど、いやなわけがなかった。
「丈は、ママのいちばん大事なひとなんだから」
 その声はうそをついているようには思えない。ぼくはほっとして胸をなでおろした。
 白い手が、ぼくのまたの間にのびていた。泣いたりさけんだりしているうちに小さくなったちんちんを、細い指がつまむ。ああ、ママの手だ。ママがまたちんちんをしごいてくれる。ぼくは幸せな気分になって、ママのからだに身をまかせた。
 しぼんだままのちんちんの皮を、ゆっくりとむきむきされる。気持ちよかった。ぼくのものは、ママの手のなかでたちまち大きさをとりもどしていった。
「お願い、丈。あとすこしの辛抱だから……佐伯さんがうちに来るのをがまんしてほしいの」
 そのままの意味だけじゃないことはぼくにもわかった。ママの部屋で夜ごとしている、いやらしいことをいってるんだ。はだかでだきあって、ふたりで気持ちよさそうにしていることを。
「で、でも……」
 いくらママのお願いでも、素直にうなずくわけにはいかなかった。ぼくも、うすうすは気づいている。あれが、愛しあう男と女がすることだってことを。映画では直接写さないけど、恋人どうしや夫婦は夜中にベッドでなにかするシーンがある。ママと佐伯さんがしていたのはきっとそれなんだ。
「お願いよ、丈……」
 ぼくはしばらくだまっていた。ママをこまらせたくはない。でも、それ以上に佐伯さんがママとはだかでだきあうのがいやだった。ママにとっていちばん大事なのはぼくなのに、どうして……。
「ぼくも、したい……」
 ママの顔が、はっとなった。思いもよらない、という表情だった。ちんちんを気持ちよくしてくれていた手が、はなれていった。
「だめなの? どうして? 佐伯さんより、ぼくのほうが大事だっていったじゃないか」
 ぼくの声はつよく、あきらかにママを責めていた。そうじゃないか。ママがぼくのことをおじさんより大事に思ってるなら、ぼくとだってするべきだ。どうしてだめなの?
「それは、できないの……ママとしちゃ、いけないの……」
 いやいやをするように、ママは首を小さく横にふった。ぼくは納得がいかない。また、うそつき! ということばが口を出そうになったけれど、なんとかこらえる。
「お願い、丈……おじさんにも、してないこと、してあげるから」
「おじさんにも、してない、こと……」
 話をはぐらかそうとしている。ぼくは大人のずるさに気づいていた。でも、「おじさんにもしてないこと」っていうことばが、ぼくをくるわせた。わきあがる興味と期待に、ぼくはもう、胸をおどらせていた。ごくり、とつばを飲みこんでしまう。
「おちんちん、しこしこするより、もっと気持ちよくしてあげるから、ね?」
 ぼくは思わずうなずいてしまっていた。さっきからママにちんちんをいじられていたせいもあって、がまんできなかったんだ。どんなことをしてくれるんだろう。ママの手でさえ、あんなに気持ちよかったのに、もっとすごいんだろうか。
 部屋の中はもううす暗くて、おたがいの顔がよく見えなかった。ママは電気をつけると、ぼくをベッドのはしに座らせた。ぼくは足を開いていて、その間にママがひざまずくように正座している。ちんちんはもう、びんびんにかたくなっていて、さきっぽからはねばり汁をだらだらあふれさせていた。
「ま、ママぁ……は、はやく……」
 待ちきれなかった。ぼくは腰をくねらせて、ママを急かした。早く、佐伯さんにもしてないってことをしてほしかった。胸はどくんどくん、大きく高鳴っている。
 くすり、とママの顔にほほ笑みがうかぶ。ママは両手でちんちんを包みこむようにしてにぎった。ちょっとひやっとしたけれど、気持ちいい。それだけで出ちゃいそうになった。
「ん……熱いよ、丈のおちんちん……」
 ほそい指が根もとをおさえている。ちんちんの先っぽから半分くらいピンクの中身が出ているけど、全部むけてはいなかった。ママはちんちんの先に顔を近づけ、ふうふう、と息をふきかけた。温かかったけれど、すこしくすぐったい。
 ママがぼくを見上げた。黒いひとみがぼくの目をじっと見つめている。口の間からほんのすこし舌が出て、ゆっくりと赤いくちびるをなめた。だ液で光ったくちびるが、いやらしく見える。朝つゆにぬれたバラの花びらみたいだ。ぼくはすごくどきどきして、どうにかなっちゃいそうだった。
「キス、してあげるね……」
 えっ、と思ったときにはママのくちびるが、ピンク色の先っぽにふれていた。
「わわわっ……!」
 やわらかかった! ママとキスしたことは何回もあるけど、ちんちんにしてもらったことなんかない。そんなこと、考えたこともなかった。
「ん……ちゅっ……ちゅ……」
 ママは、何度も音をたてて皮のめくれた先っぽに口づけをした。すごく気持ちいい! 赤いくちびるがおしつけられるたびに、ちんちんがびくん、とふるえた。ぼくは息をするタイミングがわからなくなるくらい、ひどく興奮していた。
 いちばん先にあるさけ目から、ぴゅっととう明な汁がとび出る。くちびるの内側まで汚したけど、ママは気にしなかった。それどころか、そこに口をつけてちゅるちゅると吸ったんだ。ぼくのちんちんから出る、きたない汁を!
「はあっ……はああっ……!」
 ベッドの上に置いた手が、シーツをにぎりしめていた。気持ちよすぎて、気がくるいそうだ。でも、まだ終わりにしたくなかった。白いおしっこを出したら、終わってしまう。ぼくはおしりに力を入れて、ぐっとがまんした。
 必死に白いおしっこを出すのをこらえているぼくを、ママはほほ笑みながら見つめている。下くちびるが、ますますしめっていた。ぼくのちんちんから出たねばり汁がついてるんだ。ぬるぬるした液が光って、いやらしかった。
 くちびるを割って、桃色の舌がすがたをあらわす。ママはぺろり、とねばねばの汁がついたくちびるをなめまわした。苦いはずの汁を、ママはおいしそうに口のなかに運ぶ。そして、またちんちんの先にくちびるをおしつけた。
「ママ、ママあ……」
 油断するとすぐに白いおしっこが出ちゃいそうだ。根もとをつまんでいる指をすこしでも動かされたら、もうがまんできそうにない。でもママはそうしなかった。長いまつげを伏せて、おしつけたくちびるを左右にゆっくりこすりつけたんだ。
「うああっ……」
 腰から足の指先までがびくん、びくんとふるえた。出そうだったけど、出なかった。目になみだがういた。知らずに歯をかみしめていた。おかしくなっちゃいそうだ。ぼくはほとんど肩で息をしていた。
「うふふ、もう、出しちゃいたい?」
 ママが口をはなしてくすくす笑った。ぼくはなんて返事していいかわからなかった。たくさん出して気持ちよくなりたかったけれど、もっとママのくちびるをちんちんで味わいたかったんだ。
「ん……」
 ママはくすっと笑うと、ちんちんに向けて舌をのばした。まさか……と思ったときには、皮とピンクのさかい目に、桃色の舌がふれていた。
「ん……れる……」
 ぴちゃぴちゃと、ちんちんが音をたてている。信じられなかった。キスされただけでも信じられなかったけれど、夢を見ているみたいだ。ママが、ぼくのちんちんを、ぺろぺろってなめている!
「はああっ……ママあ……」
 ぼくが声をあげるのと同時に、白い指が動いた。ママはちんちんの周りを一周するようにゆっくりとなめまわしながら、ゆっくりと皮を引っぱった。先っぽを包んでいた皮がめくれていく。
「えああっ……!」
 限界だった。足のつけ根にぴりぴりとしたものを感じる間もなく、ぼくは悲鳴とともにたまったものを一気にほとばしらせていた。
「ああんっ……」
 ママの舌の上で、ちんちんの先から、びゅっ、どびゅって精液をとばす。すごかった。白みがかったどろどろは、まずママの舌から口のなかへと勢いよくふり注いだ。ちんちんはそのあとも何度も魚みたいにはねまわり、ママのきれいな顔に、白いおしっこをびゅっびゅって飛び散らせていく。水鉄砲でねらいうちにしてるみたいだった。
「はあーっ……はあーっ……」
 ようやくすべて出し終わったときには、ママの顔はどろどろになっていた。長いまつげの上も、すべすべのほっぺの上も、前髪の上にさえ飛んでいる。すごい量だった。いままでで、いちばん出しちゃったかもしれない。そのぶん、ぼくのつかれも大きかった。息をするのにいそがしくて、声を出すこともできない。
 何回も白いおしっこを浴びたママは、べっとり白いのがついているというのに、とてもうつくしかった。ほっぺたを流れる精液も、赤いくちびるをぬるぬるにしたねばった白い汁も、とてもいやらしかったけれど、ママはそれでもきれいだった。
 顔ぜんたいにくさい精液が広がっているのに、ママはぜんぜんいやな顔をしていない。うっとりとして、酔っているようにも見える。すごくどきどきした。ママのきれいな顔をどろどろに汚してしまったのに、なんだか満足してるぼくがいる。
「ん、ふふふ……すごおい……。おちんちんのミルク、ママのお顔にいっぱい……」
 白いおしっこが目の上にもついていて、目も開けられないみたいだ。それでもママは手でぬぐおうともしない。
「ん……んく……」
 のどを鳴らす音が聞こえた。舌についたのと、口に入った精液を、飲みこむ音だった。小さな舌が見えて、赤いくちびるのまわりを一周する。口のまわりだけ、白みがかった汁がなくなっていた。すごくいやらしくて、思わずぼくまでのどを鳴らしてしまう。息は整いつつあったけど、今度はつまりそうだった。
 ぼくはベッドのわきに置いてあったティッシュを何枚かとった。精液まみれの顔をそっとふいてあげると、ママはにっこりと目を細めた。
「ママも、おちんちん、きれいにしてあげるね」
 ティッシュの箱を手に取ろうとするぼくに、ママはくすくす笑いながら首をふった。
「ママのお口で、きれいにしてあげる」
 上目づかいの黒いひとみがぬれている。また、ぼくの心臓がはげしく動き出した。白いおしっこをたくさん出し終わって、ちんちんは小さくなっている。先まで皮にすっぽりと包まれていて、外側の皮も白い汁でどろどろにぬれていた。
「ふふっ、かわいい……」
 赤いくちびるが開かれたかと思うと、すっかり縮んでしまったちんちんの先をやさしくはさみこむ。ママはそのまま舌を出して、皮の上をすべらせるようになめまわした。
「はうう……それ、きもち、いい……」
 ぼくの泣きだしそうな声がおかしかったんだろうか。見上げるママのひとみが、笑ったように見えた。
「ん、んぷ……」
 やわらかいくちびるが、少しずつちんちんを奥までくわえこんでいく。ママのお口のなかではちんちんに舌をおしあてられていて、こびりついた白いおしっこがなめ取られていった。
 出したばっかりでちょっとくすぐったかったけれど、そのぶんくちびるも舌もやさしい。ママのお口のなかは温かくて、すごく気持ちよかった。やさしくなめられるたびに、背中や腰がぞわぞわする。
「んふふ、おっき、しちゃった……」
 いつの間にか、ちんちんがかたくなっていた。ママはぼっきしたちんちんを口から出すと、愛しげにほおずりした。ほそい指が、きんたまをおもちゃみたいにころがしている。
「王子さま。こんどは、ママのお口で、おちんちん、むきむきいたしましょうか?」
 いたずらっぽいほほ笑みをうかべて、ママがぼくの顔を見上げている。
 返事なんかきまりきっていた。


 前回(第五話)
 次回(第七話)


テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2010/02/23(火) 19:19:19|
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臥頭狂一

Author:臥頭狂一
(がとうきょういち)
 日々、頭痛に悩まされながら官能小説を書いています。
 いろいろなジャンルに手を出していくつもりです。よろしければ読んでいってください。
 感想、お気づきの点など、コメント、メールでいただけると励みになります。よろしくお願いします。

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