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臥頭狂一のエロ小説ブログ。※18歳未満閲覧禁止。

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馬鹿で一途でふしだらな。 (36枚)


 あたしの彼はわがままだ。自分の思い通りにならないと気がすまないし、短気ですぐむくれる。この前だって自分が浮気したくせに、あたしのせいにした。でもあたしはショウがすき。彼のことを嫌いになんかなれない。
 ショウのためならなんでもしてあげる。ショウが夢をかなえるためなら、どんなしごとだってしてあげる。ほんとうはいやだけど、知らないおじさんのおちんちんだってしゃぶってお金を稼いであげる。
 だからショウ。ちょっとでいいから、あたしを愛して、ね? 


馬鹿で一途でふしだらな。   を読む。
馬鹿で一途でふしだらな。 2 を読む。
馬鹿で一途でふしだらな。 3 を読む。
馬鹿で一途でふしだらな。 4 を読む。


2012/03/19 間があいてしまったこともあり、微妙に改稿しました。
変えたのはこまごまとしたところだけなので、読みなおす必要はないと思われます。




 あたしの彼はわがままだ。自分の思い通りにならないと気がすまないし、短気ですぐむくれる。この前だって浮気した自分が悪いくせに、あたしのせいにした。
 でも、あたしはショウがすき。彼のことを嫌いになんかなれないし、別れることなんか考えたくもない。ショウのためならなんでもする。彼がしてほしいことなら、どんなことでもしてあげる。

「ふああ……よく寝たわ」
 ショウがむっくりとベッドから身を起こす。彼にしては早いほうだ。
「おはよ、ショウ。朝ごはん、テーブルの上にあるから」
 あたしは鏡を見ながらメイクのチェックをする。うん、今日もかわいい。肌もつやつやだ。ばんばんお客をとって、いっぱい稼がなきゃ。
「アキ」
 眠そうな声でショウがあたしを呼ぶ。
「なに?」
 振り返ると、彼はベッドの上に立ち上がり、いそいそとトランクスを脱いでいるところだった。
「朝勃ち。しゃぶって」
 ショウのいうとおり、おちんちんがびんびんに勃起してた。おなかにつきそうなほど反りかえってる。あたしは喉を鳴らしてしまったけれど、すぐにふるふると頭を振った。
「だ、だめだよ。これからお店なんだから」
「うるせえな、オレのいうこと、きけねえの?」
 額に青筋を浮かべた彼が、下半身を剥き出しにしたまま近づいてくる。あたしはあわてて前髪を押さえた。
「や、やめて! お店に行けなくなっちゃうよ!」
 ショウは短気だ。前に髪をつかまれて叩かれたことがあった。顔にアザなんてできたら、しごとにならない。
「だったら素直にしゃぶれよ」
 おちんちんの先で、頬っぺたをぐりぐり押される。もう先っぽからおつゆが出ていて、肌がぬるぬるした。かんたんなメイクだけど、あとで直さなきゃ。
「う、うん……わかった」
 あたしは両手で、彼の熱いものを握った。ショウのおちんちんはすごく硬い。お店で相手するおじさんたちとはくらべものにならなかった。鉄の芯でも入ってるみたい。いつも触るだけでどきどきする。
「ん……れる……」
 亀頭の上を、ぺろぺろ舐める。昨日してからシャワーを浴びていないから、ちょっと臭う。でも、ショウのおちんちんだから、ぜんぜんいやじゃなかった。いっぱいなめなめして、気持ちよくしてあげたい。あたしは先走りの浮いた鈴口を、ちろちろと舌先でつついた。
「うひっ……マジ、上手くなったよな、アキ。店で腐るほどチンポくわえてるだけのことはあるよな」
 ショウが仁王立ちのまま、あたしを見おろしてにやにや笑う。いじわる。ショウのために練習したのに。ほんとうはショウのおちんちん以外、おしゃぶりなんかしたくないのに。わかってるくせに、どうしてそういうこと言うの?
「ん、く……んぐ、んぐ」
 口いっぱいに頬ばると、ショウの鼻息が乱れてきた。ショウの感じるところは、全部知ってる。くちびるでやさしく吸いながら、裏すじに舌を押しつけるように這わせるのが彼の好みだ。あたしは唾液をいっぱいにつけて、わざと音をたてた。
「ん、ぢゅっ、ちゅっ……」
「お、おおッ、それ、いいっ……」
 玉袋があがってきてる。もうすぐ、どくどくおちんちん震わせて、どっぴゅんって精液出しちゃうんだ。あたしは根もとまで口に含んだまま、舌を伸ばして袋をすくうように舐めあげる。彼の太ももがぴくぴく動いてる。あたしは震えてる脚の内側を、指先でくすぐった。
「あ、アキっ……! 出るっ……!」
「んぷっ……らしてっ……!」
 くちびるではさみこんだおちんちんがはげしく跳ねる。舌の上に、どぴゅっ、どぴゅって熱い精液がたくさん浴びせられた。最後まで気持ちよくしてあげたい。あたしは射精中のおちんちんをくちびるでしごきあげた。
「おう、お……」
 いつも憎まれ口ばかりたたく彼だけど、このときだけはすごくかわいい。顔を真っ赤にして、はあはあって息を荒くしてる。刺激が強すぎるのか、腰を引いて逃げようとする。あたしは腰に手をまわして、さらに奥までくわえて吸いあげた。ショウはあうあう声をあげながら、脚をがくがくさせた。
 朝一番の彼のミルクは、粘ついていてとても濃かった。あたしはおちんちんを口にしたまま、喉を鳴らしてごっくんした。
「う、へへ……美味かったか?」
 ぜえぜえ息をついて、ショウが頭を撫でてくれる。ちょっと喉がいがいがするけど、彼が喜んでくれるから、ぜんぜんいやじゃなかった。あたしは頷きながら、すこし柔らかくなりはじめたおちんちんを、ちゅうちゅう吸った。
「あおっ……!」
 撫でてくれてた手に力が入る。ごめんね、ショウ。ちょっとつよすぎたね。もっとやさしく、ちゅっちゅって吸ってあげるからね。くちびるのしめつけを弱めながら、お口のなかでしぼみつつあるおちんちんを舐めまわす。なかに残ってる薄いのが、ちょっとだけ出てきた。
「ふう~っ……」
 あたしが口を離すと、ショウはふらふらとベッドに倒れこんだ。おちんちんが小さくなってかわいい。はんぶん、皮に入っちゃってる。唾液で光ってるおちんちんを、ティッシュでそっと拭いてあげた。
 彼はもう何もしたくない、といった感じだった。窓から入る光がまぶしいのか、手の甲を目の上に当ててる。
「アキ。今日、焼肉食いに行こうぜ?」
「うん。わかった。がんばって稼いでくるね」


 ちょっと遅刻しちゃったけど、店長は怒ったりしなかった。いつもどおり、にこにこしてる。そういえば、笑顔しか見たことないかも。
「ヒカルちゃん。今日もがんばってね。ヤバい客だったら、すぐに呼んでいいから」
 ヒカル、というのはあたしの芸名……じゃなくって源氏名だ。あたしはこの店ではいちばん人気らしい。お客はみんな「かわいい」っていってくれるし、悪い気はしなかった。
 住宅地の裏通りにあるこのお店は、ひとことでいえば違法な風俗だ。表むきは現役の女子高生がマッサージしてくれる店、ということになってるけど、もちろんそれだけじゃ終わらない。本番はないけど、フェラチオや手こき、素股なんかで男の人を気持ちよくする。
 与えられてる個室で制服を選ぶ。今日の衣装は紺のセーラー服にした。落ち着いた色のほうが、おじさんたちに受けがいいみたいだ。髪も染めてないし、清純な感じがしていいって、いわれたこともある。気前よくおこづかいをくれる人も多いから、あたしはおじさんのほうが若いお客さんより好きだった。手つきが乱暴じゃないし。
 高校なんか入ったこともないけれど、お店の手前、近くの高校に通ってることになってた。あたしがお店にいる時間帯を考えれば、うそだってことは、すぐわかると思うけど。
 お金をいっぱいくれるから、このしごとは嫌いじゃなかった。最初は抵抗があったけど、ショウのためだと思えばがまんできた。彼はいじわるをいうけれど、セックスするわけじゃないから許してくれる。たまにだけど「ありがとな」って抱きしめてくれる。それだけであたしは毎日がんばることができた。
「ヒカルちゃん、お客さん入ったよ」
 インターホンから店長の声。今日も午前中からお客がついた。いっぱい稼げそうだ。


「うわっ、す、すごいよ、ヒカルちゃん……」
「うふふっ、きもちいい?」
 あたしは小太りのおじさんの上に跨っていた。ローションでぬるぬるになった股間を、おちんちんにこすりつける。おじさんの口が金魚みたいにぱくぱく開いた。
 本日最後のお客は、常連のサイキさんだった。としは五十歳で、自営業をしてるらしい。あたしを気に入ってくれて、週に一度は指名してくれる。若い奥さんに逃げられたって落ちこんでたのを、慰めながらおちんちんをしごいてあげたのがよかったみたい。
「あんっ……やらしい音……。ヒカルのおまんこと、サイキさんのおちんちん……ぐちゅぐちゅって、音、してる……」
「エロすぎるよ、ヒカルちゃんっ……」
 サイキさんの鼻息がはげしい。割れめからはおちんちんの熱が伝わってきてた。広げられた柔らかい肉の間を、硬くなった棒がぬるぬると行ったり来たりしてる。太い腰があたしのお尻にあわせて動いてた。
「んっ、ん! 今日も、いっぱい、どぴゅって、してね? いっぱい、ヒカルに、出していってね?」
 切なそうに見おろしながら、あたしはお尻を前後にふりたてた。仰向けに寝てるサイキさんの下半身がびくびくと痙攣した。
「ヒカルちゃんっ、出る、出るう!」
 子どもみたいな声を出して、サイキさんは射精した。おちんちんがどくっ、どくって精液を吐き出してるのが、おまたに伝わってくる。あたしは割れめを押しつけてお尻を揺らし、射精が終わるまでしごきつづけてあげた。
「あうう~ッ……」
 おじさんの手が、太ももをつかむ。指が肌にくいこんで、ちょっと痛い。でも、気持ちよさそうに射精してる顔を見たら、とがめる気も失せちゃう。最後の一滴まで気持ちよく、どぴゅって出させてあげたかった。
「はあっ、はあっ……すごく、良かったよ……」
 顔を真っ赤にしてぜえぜえ息を吐いてるサイキさんを、ちょっとかわいいと思った。


「お疲れさま。はい、今日のぶん。稼いだねえ」
 店長がにこにこしながら、封筒を手渡してくれる。店長のいうとおり、今日はたくさんお客の相手をした。ちょっとだけ疲れた気がする。
「次は、水曜か。よろしくね。風邪ひくんじゃないよ?」
「は~い。じゃ、おさきに失礼しまあす」
 あたしは軽く頭を下げて店を出た。
 しばらく歩くと、もうしごとのことは頭から消えていた。ショウのことだけを考えてた。今日はショウと焼肉を食べに行く。ちょっと憂鬱になってる彼を、すこしでも元気づけてあげたかった。
 ショウには夢がある。音楽でメジャーデビューして、世界的に有名になるという大きな夢が。
 今は仲たがいして解散しちゃったけど、以前はバンドを組んでいた。ショウはギタリスト兼ボーカルで、地元ではちょっとした有名人だった。中学生だったあたしは、はじめてライヴでショウを見て夢中になった。こんなに素敵な人が、身近にいたなんて。ショウはすごくかっこよかったし、彼らのつくる曲も泣いてしまうくらい素敵だった。いますぐプロになってもおかしくないのにって思った。
 あたしはショウにつきまとった。ライヴには必ず行ったし、スタジオにお弁当を作っていったりした。そして、ついに彼女にしてもらったのだ。あたしは舞い上がった。音楽はまるでできないけど、手伝えることならなんでもしてあげようと意気ごんでいた。
 でも、ショウがバンドの仲間とダメになったのは、あたしが原因だと思う。あたしとつきあうようになって、ショウはメンバーと言い争うようになった。
「これからメジャー行こうってときに、ガキと同棲してどうすんだよ。馬鹿じゃねえのか?」
「ショウ、てめー、アキちゃん働かせてバイトも辞めちまったそうじゃねえか。何考えてんだよ」
 ショウはほかのメンバーに責められることが多くなった。ほとんど、あたしのことだ。言い争いばかりするようになって、ついにショウがキレてしまった。
「うるせえっ! オレがいなけりゃ売れねえくせに、グズグズ言ってんじゃねえよ!」
 さんざん殴りあいをして、バンドはその場で解散。ショウはひとりぼっちになってしまった。
「ごめんね、ショウ……」
 あたしのせいだって、思った。あたしが浮かれすぎたせいで、ショウはひとりになっちゃった。ショウが望んだことだけど、家出していっしょに住むなんてかんたんに考えすぎてたんだ。他のみんなは困ってたのに……。
 泣きながら謝るあたしの肩を、ショウはそっと抱き寄せてくれた。
「アキのせいじゃ、ねえよ……」
 嬉しかった。同棲はしてたけど、ショウはあたしのことなんてほんとは全然すきじゃないのかと思ってた。いつでもセックスできて、お金を持ってくる、都合のいい女としか思ってないんじゃないかって、不安だった。
 でも、そのときのショウはとてもやさしかった。あたしはこのとき、この人のためならどんなことでもしてあげようと心に誓った。
 いまはちょっとやる気をなくしてるし、ギターにもしばらく触ってない。でも、いまだけだ。きっとショウは立ちなおる。そしたらまた仲間を見つけて、今度こそメジャーデビューをきめる。それがショウの夢だ。彼ならぜったいできると思う。
 そのためのお手伝いなら、あたしはどんなことでもする。ショウの夢はあたしの夢でもあった。


「ただいまぁ」
 あたしはわざと元気な声を出してドアを開いた。ショウの前で疲れてるとこなんて見せたくない。
 アパートの玄関には、見慣れない靴があった。ずいぶん大きい。あたしの足なら、両ほう入りそう。ショウのお客さんかなあ?
「おう、お帰り」
 玄関まで出迎えてくれたのは、見たことのない男の人だった。金色のスカジャンを着た、背の高い人だ。頭は金髪で、生え際がやけに黒かった。顔にニキビのあとが残っていて、鼻の穴が大きくて、ゴリラによく似てた。男の人は口元にうす笑いを浮かべながら、細い目であたしをじろじろと見た。
「あ、あの……?」
「おう、ショウ。噂どおり、かわいいじゃねえか」
 げほ、げほ、と、咳きこむ声が聞こえて、あたしはあわてて靴を脱ぎ捨て、部屋に走った。ショウは顔を手で押さえながらベッドのすみにうずくまってた。鼻と口から血が流れてる。目の上も青く腫れてた。
「ど、どうしたの? ショウ、だいじょうぶ?」
 ショウは鼻を押さえたまま、力なく頷いた。金髪のゴリラ男は拳に息を吹きかけながら、ニヤニヤと笑ってこっちを見てる。
「オレ、ショウの幼なじみで笹島ってんだけど……そいつ、オレに借金あるんだよね。百万」
 ひゃ、百……。あたしは蒼ざめてショウを見た。彼はうつむいてるだけで何の反応もなかった。いつの間にお金なんて借りてたんだろう。ぜんぜん知らなかった。
「もう約束の期限はとっくに過ぎててさ。払えないなんてぬかすからちょっと痛めつけたんだけど」
 からだがふるえだして、とまらない。この人、怖い……。笑いながら暴力をふるいそうな感じがする。この手の人に、あたしは慣れていない。お店でも怖い人は店長がなんとかしてくれてた。どうしていいか、わからない。
 でも、ショウをこれ以上殴らせるわけにはいかない。あたしはショウをかばうように後ずさった。
「ま、利子ぶんだけでも回収しないとオレもヤバいんだけど。そいつがさ、自分の女犯らせるから、ちょっと待ってくれって言うじゃない」
 おどろいて、振り返る。ショウはあたしから目を逸らし、膝を抱えて顔を伏せた。ウソ、でしょ……? そんな、ショウ。ウソって言ってよ。
「オレも鬼じゃないからさ。そこまで言うならってOKしてやったってわけよ」
 笹島はそこまでいうと、スカジャンを脱ぎ出した。気まずそうに、ショウがのろのろと立ち上がる。あたしに視線を合わさず、部屋を出て行こうとした。
「おい、待てよ、ショウ」
 彼の腕を、金髪の分厚い手がつかむ。
「えっ……いや、オレ、いたら、邪魔になるから……」
 しどろもどろになりながら、ショウが小さな声を漏らす。目があちこちに泳いでいて、頼りなかった。いつもより小さく見える。
「いいからも見物しとけよ。テメエの女が犯られるとこをよ」
「いや、でも……」
「ああ? なに口答えしてんだ。沈めんぞ、コラ」
 ゴリラ男の額に血管が浮いていた。ショウは「はい……」とかすかに首を縦にふると、その場にへなへなと膝をついた。
「そこで正座して見とけ」
 笹島は吐き捨てるように命令すると、あたしのほうに向き直った。イラついていた顔がたちまちほころぶ。鼻息はもう乱れてて、口元がだらしなくたるんでた。
「ほら、アキちゃん。彼氏の前でたっぷりオレにご奉仕してね」
 近寄られただけで、あたしは泣き出しちゃいそうになった。体格の大きさも怖かったし、顔も気持ち悪かった。なにより、これから犯されるということに耐えられなかった。ショウの前なのに。
「いやあっ!」
 キスされそうになって、あたしはぶんぶんと顔を振って抵抗した。お店ではキスもするけど、ショウの前でなんてぜったい、いや。金髪は見るからに不機嫌な顔をして離れた。
「おう、コラ、ショウ。てめえ、女の教育ひとつできねえのかよ!」
 笹島は、ベッドの横に正座させられてるショウの顔を、いきなり蹴り飛ばした。ショウはのけぞって後ろに倒れた。
「やめて、やめてぇ! ショウを、いじめないで!」
 なおも蹴ろうとするゴリラに、あたしはすがりついた。笹島は鼻の穴を広げて、にんまりと笑う。
「ふひひ、じゃあ、ボクチンにちゅう、して。ボクチン、べろちゅう好きなの」
 太い声で、笹島は甘えるようにキスを要求した。気持ち悪くて背すじが寒くなったけど、ショウを救うためにはがまんするしかない。
「う……」
 背の高さがぜんぜん違うから、あたしは背のびをする格好になった。くちびるが触れる。熱い鼻息が顔にかかったけど、そのまま押しつけた。笹島の唇はかわいていて、すこしざらざらしてた。
 笹島は舌をつきだし、あたしのくちびるをべろべろと舐めまわした。
「う、うえ……」
 息が臭かった。それに気持ち悪い。あたしは涙まじりの声を漏らしてた。でも、これからこいつとべろべろ舌をからめなきゃならない。鳥肌が立ちそうだった。
 太い腕を腰にまわされ、強引に抱き寄せられる。力が強くて、背中の骨が痛い。笹島の舌はあたしの歯をこじ開け、くちびるの奥を遠慮なく進んだ。
「んぶ、んちゅ……んふう」
 ゴリラが鼻息といっしょに興奮した声を出してる。分厚い手が伸びてきて、あたしの頭を押さえつけた。息苦しいかったけど、ぐいぐい押されて逃げられない。
「ううんっ……んえっ……」
 なめくじみたいな舌が、あたしの舌をべろべろと舐めまわした。笹島のよだれがつぎつぎに入ってきて、口のなかがいっぱいになる。後ろ髪を引っぱられて顎を上向きにされてるあたしは、音をたてて飲みくだすほかなかった。
「はあっ、はあっ……」
 笹島がようやく口を離したときには、あたしは窒息する寸前みたいになってた。笹島はまだまだキスがしたりないようで、はあはあいってるあたしの口のまわりをぞろりと舐める。もう許してほしかった。
「ほら、今度はアキちゃんがしてよ。ボクチンのベロ、ちゅうちゅう吸って」
 ゴリラ男が舌を出した。分厚くて、よだれがたっぷりついてた。あたしは顔をしかめながら、しかたなくくちびるで笹島の舌をはさんだ。
「んっ……ちゅ、ちゅ……」
 金髪は気持ちよさそうに顔を赤くしてた。鼻の穴が大きく広がってる。大きな手が、あたしのお尻の上を這いまわっていた。
「んう……?」
 もう片ほうの手があたしの手首をつかみ、ジーパンの股間へと押しつける。厚いデニムの上からでもわかるくらい、勃起してるのがわかった。笹島はベルトの大きな金具を片手で外した。脱がせろって、手をつかって命令してるんだ。
 あたしはゴリラ男の舌をぺろぺろと舐めながら、片手でファスナーを下げた。ごつい手が後ろにまわり、自分でジーパンをずり下げていく。両手で降ろすのを手伝うと、笹島は口を離し、あたしの肩を上から押しつけた。
 ゴリラ男の足もとに、あたしは膝をつかされてた。ボクサーみたいなトランクスが目の前に大きい。前がパンパンに膨らんでる。見上げると、鼻の穴を大きくした金髪の顔があった。目が怒ってる。はやくしろって、いらだってた。
 両端に手をかけて、トランクスを脱がせる。下ろした瞬間、鼻先におちんちんが突きつけられた。見たこともないくらい、大きい。長いし、太かった。あたしは両手で、そっと握ってみた。すごく熱くて、やけどしちゃいそうだ。
「ふへへっ……アキちゃん。ボクチンのチンポ、彼氏のより大きい?」
 あたしは横目でちらり、とショウを見た。彼はあたしをじっと見て目を離さなかった。膝においた拳が、ぷるぷる震えてる。かわいそうな、ショウ。こんなに傷ついたショウを見たことがなかった。
「答えろよ、アキ。オレのチンポとショウのチンポ、どっちが大きいよ?」
 弱りきったショウの前で、そんなひどい質問になんか答えられない。あたしは涙目で金髪の男を見上げ、にらみつけた。
「おっ、反抗的な目だねえ。素直になるまで、彼氏を殴ろうか?」
 あたしはあわてて首をふるふる振った。
「や、やめて! ごめんなさい、ごめんなさい! 言うから!」
 笹島は腰を前後に揺らした。しごけってこと……? あたしは手のなかにある大きなおちんちんを両手でこすりながら、おずおずと口を開いた。
「笹島さんの……おちんちんのほうが、おおきい、です……」
 金髪の男は細い目をさらに細めてにんまりとした。あたしはもうショウの顔を見ることができなかった。ごめんね、ショウ、ごめんね……。
「よし、しゃぶれ」
 当然のように命令される。勝ち誇ったような声に、あたしは従うしかなかった。
「ん……ちゅ……」
 膨らんだ亀頭に、口づけする。涙が出てきて、止まらなかった。ショウはいま、どんなにくやしい思いをしてるだろう。大きいからって、こんなやつのおちんちんなんか、ぜんぜんすきじゃないのに……。
「んぐ、んぐ……」
 大きく開けた口に含んだけれど、ゴリラ男のおちんちんは大きすぎた。肉棒の半分くらいまでしか口に入れることができない。あたしは残った部分をしこしこってこすりながら、くちびるでおちんちんをしごいた。
「ひひひ、ショウ、ちゃんと見てるだろうな。アキちゃん、おしゃぶり上手じゃねえか」
「ウウ……」
 ショウの声がして、あたしはついそっちを見てしまった。みじめな思いをしてる彼を見てはいけなかったのに。
 ショウは泣いていた。手の甲で目の上をごしごし拭っている。しゃくりあげてる姿がかわいそうでたまらない。胸が痛かった。あたしも流れる涙を止められなかった。
「なんだよ、おまえら……そろってメソメソしやがって。萎えちまうじゃねえか」
 笹島はあたしの頭を押さえると、口からおちんちんを引き抜いた。萎えるとかどころか、おちんちんはさっきよりも大きくて硬くなってる。
「脱げ。チンポ入れてやる」


「はあっ……ああんっ……だめ、だめえっ……!」
 あたしは後ろから突かれてた。もう何度いっちゃったか、わからない。ずいぶん時間が経ったような気がする。笹島さんは四回、射精していた。
 そのうち三回は中出しだった。あたしは嫌がったけど、腰を押しつけられて深いところにいっぱいどくどくってされた。そのたびにあたしは引き抜かれたおちんちんを、口できれいにさせられた。
 一回はお口のなかだ。さんざんいかされたあと、「ショウにしてるみたいに美味そうにしゃぶれ」って命令された。あたしはちゅるちゅる音をたてて、たくましいおちんちんを吸った。いっぱいびゅっ、びゅって注がれて、何度も喉を鳴らさないといけなかった。おちんちんのなかに残っているのまでちゅうちゅう吸わされたあと、「ショウのより濃くておいしい」って言わされた。
 笹島さんのおちんちんはすごかった。入れられたときは痛くて涙が出たけど、脚を大きく開かされて責められるうちに頭が真っ白になった。奥まで突かれるのもそうだけど、気持ちいいところをごりごりってこすられるのがたまんない。かってに声が出て、とめられない。こんなの、はじめてだった。
「ひあっ……すごおい、すごいの、また、いっちゃう、よおっ……!」
「へへっ、へへっ、よしよし、オレも、出してやるからなっ、また、たっぷり中出しだっ!」
 ぱんぱんってお尻を打ちつける音がすごい。また、中出し……。でも、そんなにいやじゃなくなってた。あたしは笹島さんに射精されることに抵抗を感じなくなってる。あたしのおまんこに射精できるのはショウだけって決めてたのに。それどころか、どくどくって、いっぱい膣内に射精されたいって思ってる……。
「うおおおッ……!」
 笹島さんが、また猛獣みたいに吠えた。あたしのお尻にめりこむくらい腰をおしつけて、ぶるぶると震える。いちばん深いとこで、射精、はじめてる……。
「はあん……! でて、るうっ……!」
 あたしは自分の声を、おさえることができなかった。男の精液を子宮に浴びて悦んでいる、いやらしい女の声を。すぐそばにショウがいることも忘れていた。はしたなく喘ぎながら、あたしは背中を弓みたいに反らせて、びくんびくんってからだを痙攣させた。
 なにがなんだかわからなくなった。気持ちよすぎて、なにも考えられない。笹島さんのおちんちんが、あたしの膣内でどくん、どくんって暴れるのがたまらなく気持ちいい。いっぱい射精されてるのに、あたしはいっちゃってる。頭にあったのはそれだけだった。


 気がついたのは真夜中だった。あたしは気を失ってたらしい。ちょっと頭が痛かった。
 ベッドの上は、あたしひとりだった。ショウがいない! あたしはあわてて起き上がると、彼の姿をさがした。
 電気ひとつ点けずに、ショウは窓のそばにいた。月明かりに、彼の傷ついた顔が見えた。あたしはすこしだけほっとした。ショウがどこかに消えてしまったかと、不安になってたから。……でも、なんて声をかけていいかわからなかった。
「うっ、うっ……」
 ショウは泣いていた。声が震えている。ずっと泣いてたのかな。いつもは威張っている彼が、ずいぶん小さく見える。かわいそうなショウ。彼の高いプライドは、きっとずたずたになってる。
 あたしはなにもいわずに、そっとショウの肩に手をかけた。身を固くしたのは一瞬だけで、彼は首に腕を巻きつけるのを受けいれてくれた。
 身体が冷たい。冷えきってる。はだかのまま、あたしは彼の背中にからだを押しつけた。冷えた身体をすこしでも暖めてあげたかった。
「ごめんね、ショウ……ごめんね……」
 口を開くと涙までいっしょに流れてきた。あたし、なんであんなに感じちゃったんだろう。すきなのはショウなのに。愛してるのはショウだけなのに。あたしはショウのおちんちん以外で気持ちよくなっちゃ、だめなのに。あたしは自分が許せなかった。
「ごめんね……ごめんなさい、ショウ……」
 どう謝っていいか、わからない。嫌われたくなかった。ショウに嫌われたら、あたしは生きていけない。背中に頬をくつけて、あたしは泣きながら謝った。
「そんなに、アイツのチンポが、よかったの、かよ……」
 声には涙がまじってた。ショウは、くやしいんだ。あたしが犯されて何回もいかされたのが。「ショウの精液より、おいしい」って言わされたのが、許せないんだ。あたしは自分を責めながら、ちょっとだけ嬉しかった。あたしのことで、彼が嫉妬してくれてる。どうでもいい女だとは、思ってないんだって。
「ちくしょう……」
 がっくりと肩を落すショウ。なんとか元気づけたかった。でも、どうしていいかわからない。あたしにできることといえば、ひとつだけだった。
「ごめんね、ごめんね、ショウ……」
 首にまわしていた手を、おろした。後ろから彼の前側に手を伸ばす。おなかの横から、股間に。パンツの前がふくらんでいた。あたしが犯されるのを見て、興奮しちゃってたのかな。それとも、思い出して勃起しちゃった? あたしはパンツのなかに手を入れた。先走りがいっぱいで、すごくぬるぬるしてた。
「……アキ……」
「ショウのおちんちんが、いちばん、すきなの……。おねがい、アキを嫌いにならないで……」
 返事をするかわりに、ショウはあたしのほっぺにキスをしてくれた。こんなに素直なショウを見るのははじめてだ。すごく、かわいかった。
 おちんちんは熱かった。笹島さんのよりも硬かった。大きくなくたって、あたしはこれがいちばんすき。あたしのショウの、おちんちん。
「お金は、あたしがなんとか、するから……ね? 気を落さないで、がんばろ?」
 ゆっくりとしごく。すごく高ぶっているのか、玉袋が張ってるみたい。暗がりのなかで熱のこもったおちんちんをしこしこってこすっていると、なんだかとても興奮した。あたしの吐息も熱くなってる。
「はあ、あん……すごく、熱い……こんなに、かたい、のっ……」
「はあっ、はあっ……あ、アキっ……」
 ショウがしがみついてくる。甘えてる声だった。胸がどきどき鳴ってはやい。彼に甘えられたことなんて、いままでほとんどなかったから。あたしは両手をつかっておちんちんをしごきあげた。玉袋をやさしく揉みながら、肉棒をこする手をはやくする。ショウの呼吸が短くなっていた。
「あ、あ……アキ、出る……でるっ……!」
「うん、うんっ……おねがい……いっぱい、いっぱい射精してえっ……」
「あーっ……!」
 彼の腰から下が、はげしく痙攣した。そのすぐあとに、あたしの手のなかでおちんちんが元気にはじける。先っぽから灼けるように熱い精液が、何度も何度も勢いよく噴き出た。射精はなかなか終わらなかった。信じられないくらい、ショウはたくさんの精液を吐き出していた。あたしの手は彼のどろどろのミルクでいっぱいになった。
「はーっ……はーっ……」
 しばらくショウは肩で息をしていた。あたしは彼の息が整うまで、ずっとおちんちんをいじっていた。縮んで皮のなかに入っていくおちんちんは、子供のみたいでかわいい。おちんちんの皮を剥いたりもどしたりしながら、あたしはショウが落ち着くのを待った。
「きもち、よかった……?」
 大きく息をついたショウがこっくり頷く。今夜の彼はほんとうに素直だった。いとしくてたまらない。あたしは上半身を倒して、彼の股間へと顔を近づけた。
「あ、アキ……?」
「すき……ショウ……すきだよ……皮のかぶったおちんちんも、かわいくてすき……」
 あたしはためらいなく、しぼんだおちんちんをくわえた。射精したあとで敏感になっているおちんちんを、お口のなかでやさしくころがして舐めまわす。
「あううっ……」
 それでも、ショウは腰を浮かしかけた。ごめんね、ショウ。もっとやさしくおしゃぶりするね。アキのお口で気持ちよくなってね。出したくなったら、いつでもどっぴゅんしていいから……。ほんとうは、ショウのミルクがいちばんおいしいの。だから、いっぱい出して。アキのお口にいっぱいごちそうして……。
 ショウが頭を撫でてくれてた。くすぐったのか、ときどきぴくぴくって脚を震わせてる。すきだよ、ショウ……。
 あたしは、一晩中でも彼のおちんちんをしゃぶっていたいと思った。



馬鹿で一途でふしだらな。 2 へ。


テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2010/02/19(金) 22:22:22|
  2. 馬鹿で一途でふしだらな。
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臥頭狂一

Author:臥頭狂一
(がとうきょういち)
 日々、頭痛に悩まされながら官能小説を書いています。
 いろいろなジャンルに手を出していくつもりです。よろしければ読んでいってください。
 感想、お気づきの点など、コメント、メールでいただけると励みになります。よろしくお願いします。

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