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臥頭狂一のエロ小説ブログ。※18歳未満閲覧禁止。

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赤いバラの咲く庭で 第十話 (38枚)


 うそつきのママにはおしおきが必要だ。
 ぼくはゆらゆらとお風呂場に向かった。ママを佐伯から取り戻すために。
 ママをぼくだけのものにするために。


  第一話  第二話  第三話  第四話  第五話  第六話  第七話   第八話   第九話  最終話




 部屋の窓からは、古びた鉄製の柵がぷらぷらと風に揺られているのが見える。門の前に黒ぬりの外車はなかった。佐伯はもう帰ったらしい。あたりはもう、うっすらと暗かった。
 逆流した血は頭のなかでうずを巻いていた。部屋を出る。呼吸がうまく整えられないまま、ぼくはゆらゆらと歩き出した。興奮が強すぎて、自分のからだなのにうまく扱えない。息苦しくてシャツのボタンをふたつ開けた。
 ママがどこにいるかはわかっている。お風呂場だ。どんなに夜遅くなろうとも、あの男が帰ったあとでシャワーを浴びる。今日はそのあとで夕食を作るつもりなんだろう。なにごともなかったように、涼しい顔をして。でも、そうはさせない。
 浴室の扉を開ける。脱衣所に入るとシャワーの音がした。思ったとおりだった。脱衣箱のなかには、さっきまでママが身につけていた下着が入っていた。思わず手に取りそうになったけど、やめた。そんなことをしている場合じゃない。
 シャツを脱ぎ、ズボンを降ろす。手が震えた。ふうふうとうるさい呼吸の音が、自分のものじゃないみたいだ。脱ぎ捨てたパンツに、べっとりと透明な液体がこびりついていた。
 覚悟は決めている。後悔なんかしない。お風呂場の引き戸に手をかけると、ぼくは一気に開け放った。
 がらがらと大きな音がしたのに、ママはぜんぜん気づいていなかった。湯気のなかから、ぼくに背を向けて髪の毛にシャワーをあてているのが見えた。黒い髪が、きらきらと光っている。小さなイスに乗った、白いおしりが柔らかそうだった。知らないうちに、喉が唾を飲みこんでいた。
 わななく脚を前に進ませる。一歩踏み出せばあとは簡単だった。
「きゃっ……!」
 濡れた柔らかい肌を抱きしめる。突然後ろからしがみつかれ、ママの口から悲鳴があがる。でも、暴れたりはしなかった。
「だ、旦那さま……だめ、です……」
 ぼくはかっとなった。あいつと間違えているんだ。お風呂場で愉しむために佐伯が引き返してきたんだと思ってる。胸がむかむかした。おっぱいに伸びていた手に力をこめる。
「ひいっ……い、痛いっ……」
 ようやくママが振りかえる。シャワーは出しっぱなしのままで、ほそい肩にさあさあとお湯が降りかかっていた。
「丈……だったの……」
「ぼくじゃ、悪い?」
 自分でもびっくりするくらい、冷たい声だった。でも、ひどいとは思わない。ママが悪いんだ。ぼくは背後から、両手でおっぱいを揉みしだいた。すらりとした背なかに、胸を押しつけて。
「あんっ……だ、だめよ、丈……」
「どうして? 佐伯だったらよかったの?」
 張りつめた勃起を、きれいなおしりにこすりつける。あいかわらず柔らかくて、すべすべしていた。ママは困ったような顔をして、半分皮が剥けた肉棒から目を逸らした。
「丈……いじめ、ないで……」
 ママの弱々しい声は、背すじをぞくぞくさせた。大きなお乳を寄せたり開いたりして両手で弄びながら、ぼくはママの背なかに頬をぴたりとつける。久しぶりのぬくもり。あたたかい肌。すっかり遠くなってしまった、安らぎを思い出す。
 けれど、許すつもりはなかった。もう、だまされない。ママはうそつきだ。それに、ママをいじめたかった。ぼくの手で、泣かせたかった。汚したかった。
「ね……おねがい……こんなところ、あのひとに見られたら……」
 急速に昇る血は、ぼくから落ち着きを奪っていた。気づいたときには右手を大きく振りあげていた。ためらいはなかった。勢いよくおしりを叩く。狭い浴室のなかで、ぱあん! と高い音が鳴り響いた。
「ひんっ……! や、やめて、丈……」
 痛いというよりは驚いた顔。どうして叩かれるのか、まったくわかっていないみたいだ。やめるわけがなかった。開いた手のひらが、さらに二度、三度と白い肌を赤く染めていった。
「いつっ……! あうっ……!」
 苦痛に歪む顔はうつくしかった。佐伯に叩かれているママもきれいだったけれど、自分の手で痛みを与えているのだと思うとまるで興奮が違った。涙ぐむ目もとは薄く、乱れた息を吐くくちびるが悩ましい。
 叩いた手が痛いほどに強く打たれたおしりは、もみじのかたちに赤く跡を残している。ぼくの手がつけた跡。ぼくの手が与えた痛み。痛々しくふるふると揺れる豊かなおしりを見ているだけで、天井を向いた肉棒は破裂しそうだった。
「はあっ、はあっ……」
 胸が苦しい。じんじんと熱い手で、細くひきしまった腰をつかむ。だらだらと透明な汁を垂らした先っぽを、白くもりあがった谷間に押しつけた。
「えっ……だ、だめ……」
 勃起が強すぎて、どうしてもぴょこんと持ち上がってしまう。なかなか割れ目へ先端を合わせることができない。仕方なくもう片ほうの手で、肉棒の根もとを上から押さえつける。そこでママが腰をくねらせたせいで、また狙いが外れた。今度は下すぎた。太ももの間に挟まれてしまう。
「だめよ、丈……おねがい、わかって……」
 聞く耳なんか持たない。ママのおまたにチンポを突き入れることしか、頭にはなかった。今度こそ挿入するために、いまにも爆発しそうな勃起を、ぼくは太ももの間から引き抜こうとした。
 抜けなかった。脚に力がこめられていた。幹の上には柔らかい割れ目。左右からは張りのある太ももにみっちり挟みこまれている。
 もちろん、無理に引き抜けないことはない。でも、抜けなかった。気持ちいいのだ。このまま腰を引いたら、漏らしてしまいそうだった。
「あ、あう……」
 思わず口から女の子みたいな声が出た。力なく両手をママのおしりの上に置く。ママの股間に挟まれた肉棒が、とく、とく、と脈打っている。身動きが取れなかった。
 肩ごしに振り返ったママと目が合う。ほんの一瞬、微笑んだ気がした。
 そのすぐあとだった。パンパンにふくらんだ勃起を包んだおしりが、前後に揺すられたのは。
「あ、あああっ……!」
 こらえることなんかできなかった。柔らかいおまたと太ももにしごかれて、ぼくは亀頭の先から白いおしっこをびゅるびゅる噴き出させてしまっていた。
 がくがく膝が震える。放出を終えたあと、ぼくはママの背なかにもたれかかった。しっとりと濡れた肌に胸を合わせる。じんわり体温が伝わってきた。そのおかげなのか、徐々に息苦しさが薄れていく。
 脚の内側には吐き出した精液がべっとり付着していた。粘液のぬめりに挟まれながら、肉の棒はだんだん力を失っていった。シャワーのお湯が背を叩いているのを、ぼくはそのときになってはじめて気づいた。
「いっぱい、出たね……」
 なぐさめるような声だった。視線は床の上を向いている。タイルの上には白みがかった液体が、ところどころに小さな溜まりをつくっていた。
「ううう……」
 白い背の上で、ぼくは目をつぶって泣きはじめた。情けなかった。ぶざまだった。ママを犯すつもりだったのに。割れ目にチンポを突き刺して、おまたのなかでいっぱい白いおしっこを注ぎこむはずだったのに。裏切り者のママにおしおきするつもりだったのに。
「丈……」
 白いからだが振り向き、ぼくを胸に抱きしめた。ママは汗でべとついた髪を、そっと撫でてくれた。ぼくは大きなおっぱいに頬をくっつけて、声をあげて泣いた。
 落ち着きを取り戻すまで、しばらく時間がかかった。その間、ママはぼくのからだが冷えないように、浴槽の淵に腰かけたまま、しっかりと抱きしめてくれていた。石鹸とシャンプーの香りが、ふわりと鼻をくすぐる。眠ってしまいそうなほど、心地よかった。
 気まずくて目は合わせられない。ついさっきまで、ママを犯そうとしていたのだから。でもママはやさしくぼくを抱いてくれていた。何も聞こうとはしなかった。
「ママは……」
 耐えられなくなって、口を開く。甘えたいけれど、はっきりさせなきゃならない。
「ママは、あいつのことが好きになったの?」
 顔を見ることができない。だからどんな顔をしているのかはわからない。ただ、ぴくり、と小さく反応するのが、肌に伝わってきた。
「……どうして?」
「だって……」
 おさまっていたものが、胸の奥でざわめきだす。
「だって、あいつの、チンポ……おいしそうに、しゃぶってたじゃないか!」
 ママのからだが固くなるのがわかった。ぼくは抱きしめてくれていた手を解き、立ちあがった。表情をくもらせたママを見下ろし、向かいあう。
「覗いてたのね……でも、あれは違うの」
 あらためて真正面から見るママの裸は、まるで女神に見えた。ヌード雑誌のモデルなんか、比べものにならない。水滴がついた長い髪の毛がきらきら光り、おっぱいを隠している。湿った肌が雪のように透きとおっていた。閉じた太ももの間が気になる。
「あいつのことなんか、好きじゃないっていったくせに……」
「おねがい、丈……話をきいて……」
 ととのった眉が、わずかに揺れる。黒い瞳は潤み、ぼくの顔を上目づかいに見つめていた。
「ぼくにしか、しないっていったのに……」
 強制されている。それはわかっているけれど、納得できない。佐伯の大きな肉棒を、嬉しそうに吸うママの姿を頭に浮かびあがる。金玉に舌を押しつけて、しわを伸ばすように舐めあげていくママ。口いっぱいに注がれた精液を、一滴のこらず飲みほすママ。ぜんぜん、いやそうな顔をしていなかった。
「ぼくのチンポは、おまたに入れさせてくれなかったくせに……!」
 長い睫毛が伏せられる。ママはぼくから顔を背けていた。心なしか青ざめて見えた。
 ぽたぽたと、シャワーのノズルから水滴が落ちる音がする。すこし肌寒かった。ついさっきまで抱きしめてくれていたママの体温が恋しい。心は憤っているのに、冷えたからだは最愛のひとのぬくもりを求めていた。
 抱かれて眠った日々が、ずっと昔のことみたいだ。こうしていっしょにお風呂にいることも。以前は全身をていねいに洗ってくれて、望めばちんちんだってしごいてくれた。いっぱい白いおしっこを飛ばしたら、喜んでくれたんだ。おいしいって舐めてもくれた。
 でも、いまはママが遠い。ぼくのものじゃない。佐伯のものになろうとしてる。涙が出そうだった。
「そんなに、したい、の……?」
 ふいに、いとしいひとの口が開いた。出てきたのは、予想もしていなかったことばだった。目は伏せられたままだ。
「ママの……おまたに、おちんちん、入れたいの……?」
 睫毛の下からのぞく瞳は、ぼくの下半身を見ていた。ひかえめな視線に反応して、皮におおわれたちんちんがむくむくと起きあがる。
 ちがうよ、ママ。そりゃ、正直にいえば、したいよ。割れ目の奥に、勃起したチンポを突き入れて、ずぽずぽしたい。佐伯がするみたいに、後ろからぱんぱん音をたてて責めたい。ママをいやらしく泣かせたいよ。
 でも、それだけじゃない。あの男のものになろうとしてるママが許せないんだ。ぼくだけのものでいてほしいんだ。だからぼくは怒ってるんじゃないか。どうしてわかってくれないんだ。
 心の叫びは、声にはならなかった。ぼくの目の前で、長い脚がゆっくりと外側に動いた。浴槽の淵におしりを乗せたまま、真っ白な太ももは大きく開いた。からだの固いぼくでは無理なくらいに。喉から飛び出るはずだった訴えは、飲みこんだ唾に溶けてなくなってしまった。
 佐伯のためにつるつるに剃られた割れ目が、手のとどくところにある。ぼくは息をするのも忘れ、まじまじとそこを見つめていた。いくつか水滴が浮いて湿っている。ぷっくりとわずかに盛りあがった割れ目は、一直線のすじが走っているだけにしか見えない。
「いいのよ、丈……ママの、ここ……好きに、しても……」
 恥ずかしそうにうつむきつつも、ママは熱っぽく湿った瞳をちらちらとこちらに向けていた。青ざめていた頬っぺたはほんのり紅く染まり、半開きのくちびるからは熱い吐息がこぼれはじめる。すごくいやらしかった。
「はあっ、はあっ……ママあっ……」
 肺に溜まっていた空気を、あわてて追い出す。もうがまんなんてできなかった。冷たい浴室の床に膝をついて、ぼくはママのおまたへと顔を寄せる。肌寒さなんてどこかへ消えてしまっていた。
「あ、ん……」
 おそるおそる、人差し指を縦すじに乗せる。思ったとおり、とても柔らかかった。ぷにぷにとつついたあと、線の上を何度もなぞる。ぼくは顔をさらに近づけて、食い入るように割れ目に見入っていた。
「んっ……」
 股間に浴びせられる鼻息がくすぐったいのか、ママの太ももはぴくぴくとひきつった。目いっぱいに広げられた長い脚が、せまくなっていく。切なそうなあえぎが、頭の上からほてった息とともにぼくの背中に降りかかる。
「あ……」
 指が熱い、と思ったときには、柔らかい肉が割れていた。指の下半分が、割れ目の間に挟まれて埋まっていた。温かかった。割れ目の内側はぬるぬるとしたぬめりで包まれていた。
 思わず仰ぎ見ると、ママは手の甲で口もとを押さえていた。目をつむり、何かに耐えているみたいだ。頬っぺたが、さっきより紅い気がする。
 ひょっとして、気持ちいいんだろうか。ぼくは柔らかいお肉に挟まれた指を、上下にこすりあげてみた。
「んっ……!」
 指先が小さくとがった豆つぶみたいなものに触れたとき、ママの口から声がこぼれた。ほんのすこしだけど、からだ全体がぴくん、と揺れた気もする。あわてて見上げたけれど、別に痛かったわけじゃないらしい。わずかに開かれた目はぼくを責めてはいなかった。
 割れ目に隠されていた、花のつぼみにも似たとがりがママに声をあげさせたことはまちがいない。気持ちよかったんだろうか。指全体を包むぬるぬるが増えていた。
「ママ……この、ぬるぬる……なに?」
「そ、それ、は……」
 指を割れ目の内側にこすりつける。温かいぬめりが、どんどん滑りをよくしていく。透明な液をまぶした指先でとがりをつつくと、ママがびくん、と腰をふるわせた。
「は、んっ……女のひとは、気持ちよくなると……それが、出ちゃうの……」
「ふうん……ママは、ここが、気持ちいいんだ?」
 くりくりと指の先で撫でまわすと、ママは吐息といっしょに短いあえぎを漏らした。割れ目の間から、白っぽくなった液体があふれ出ている。指についたとろみを口に入れてみる。甘酸っぱいような、ふしぎな味がした。
「これ……どこから出てくるの?」
 ぼくの質問に、ママは答えようとしなかった。指をくちびるで挟み、目を背けている。息をする間隔が短い。顔全体が紅く染まっていて、すごく色っぽかった。
「答えてよ、ねえ……」
 別にいらいらしていたわけじゃないけれど、わざと怒ったような声を出した。ちょっとだけ、いじめたくなったんだ。ぼくは小さなつぼみを親指と人差し指でつまみ、力をこめた。
「ひうっ……!」
 思っていた以上に、ママは大きい悲鳴をあげた。高い声が響きわたり、ぼくはびっくりして手を放した。そんなに痛がるとは思わなかったんだ。ごめんね、ママ。
「丈……そこは、敏感、なの……。おちんちんと同じなの。だから、やさしく……ね……?」
 心のなかでは謝っていたけれど、ぼくはそれを表に出さなかった。すまなそうな顔をするどころか、自然と口もとに笑みをつくっていた。
「ぼくの質問に答えてよ、ママ。このやらしいおつゆは、どこから出てくるの?」
 涙目のママを見ていると、胸がどきどきした。背中がざわめいた。かん高い声を耳にしたとき、二回も射精したチンポが跳ねあがった。かわいそうだと思う一方で、ママをいじめたくてたまらなくなっていた。
「……丈……」
 思いやりのかけらもないぼくの態度に、ママは悲しそうな顔をした。胸がずきずき痛んだけれども、それ以上にはげしく高ぶっていた。もっと泣かせたい。もっといじめたい。もともと、そのためにお風呂場に入ったんじゃないか。
 きらきらと水の粒が光る睫毛が伏せられる。深呼吸をひとつして、ママは紅いくちびるを開いた。
「……あ、穴が、あるの……知ってるでしょ。おちんちんを、入れるところ……」
「そこから、ぬるぬるが出てくるの?」
 ママは小さくうなずいた。目を合わせてはくれなかった。恥ずかしそうにそっぽを向いている。こんなママを見るのははじめてだった。心臓の動きが早い。抱きしめたいくらいかわいかったけど、今はそれよりもいじわるしたい。叩かなくったって、いじめることはできる。泣かせることはできる。
「見せてよ、ママ」
「え……」
「開いて、穴をよく見せてよ。ぼくのチンポを入れるところを」
 自分の声じゃないみたいだった。ママを責めることばが、すらすらと口をついて出る。きっといやみったらしい笑顔になっていたんだろう。ほんの何秒かだったけれど、ぼくを見つめたママの瞳がひどくさびしげだった。
 太ももの後ろ、浴槽の淵に置いてあった手が動いた。白くつるつるしたおなかの下へ。両手の指が、ぷっくりしたふくらみに乗せられる。目が離せなかった。ぼくは目を見開いて、割れ目が開かれるのを待った。喉の奥に何度も唾を送りこむ。
 そこは、ピンク色だった。ぼくのちんちんの先と似たような色をしていた。六本の指で押さえつけられた柔らかい肉の間に、ぼくはさらに顔を近づける。
「こ、ここ? ここが、チンポを入れる、穴なの?」
 ほんの小さな裂け目にしか見えないところを、ぼくは指先でつついた。たしかに穴はそこにあった。でも、入り口が小さすぎる。とても勃起したものが入るとは思えなかった。
 ぼくは覗き見して知っている。佐伯の大きな肉棒が、割れ目を押し広げておまたに挿しこまれるところを見てる。けれど、間近で見てみると信じられなかった。チンポどころか、エンピツくらいしか入らないんじゃないか。そう思った。
 まごついているぼくを見かねたのか、ママはそっと手を取ってくれた。割れ目は片手の指で押さえていて、広げられたままだ。ぬめった液できらきらと光る、ピンク色がまぶしい。
「ゆび、入れてごらん……」
 おだやかな声だった。ぼくはいわれたとおり、素直に人差し指を裂け目に押しあてた。おそるおそる手首に力を入れて、指を進めていく。
「わ、わっ……」
 うろたえた声を、ぼくは漏らしてしまっていた。小さな穴はぼくの指をまったく拒まなかった。人差し指の半分くらいまでが、ぬるっと肉の穴にのみこまれていった。
 くぼみのなかは温かく、ぬめぬめしていた。ママのいったとおり甘酸っぱい蜜は、ここから出ているんだろう。簡単にぼくの指を受け容れたけれど、そこはとても狭かった。ぬるぬるのおかげで滑りがよくなっただけで、やっぱり小さな穴なんだ。人差し指がきゅっと締めつけられている。
「動かして、みて……」
 甘えたようなママの声。息づかいがひどく湿っぽい。紅く染まった顔と、とろとろと白みがかったおつゆがあふれるおまたをかわるがわるに見つつ、ぼくは指の出し入れをはじめた。
「ふ、く……んっ……」
 人差し指を動かすたびに、すすり泣く声がママの口からこぼれる。すごかった。ママが佐伯やぼくのチンポをしゃぶるのと同じように、指に吸いついてくる。それも入り口だけじゃない。穴のなかすべてが、きゅうきゅうと締めつけ、そして抜こうとするぼくの指を吸って逃がさない。ぬるぬるした穴のなかは、指なのにとても気持ちいい。
 このなかにチンポを入れたら、どんなに気持ちいいんだろう。いやらしいママの穴でチンポをこすって、いっぱい、いっぱいどくどく、したい。そう思ったら、落ち着いてはいられなくなった。ぼくは吸いこまれそうな肉のくぼみから、ゆっくりと指を引き抜いた。とろとろと蜜のあふれた股間から顔を離すと、震える足を踏みしめて立ちあがる。
「いいよ、丈……おいで」
 ぼくの目はよっぽど血走っていたらしい。ママを犯したいという欲求は、口に出すまでもなく通じていた。白いからだが浴槽の上から場所を移した。浴室の床を背にして、女神みたいにきれいな裸のママが横になった。ぼくのために、脚を大きく広げて。
「背なか、冷たい……はやく、ママをあっためて……」
「ママっ……!」
 たまらなかった。開かれた脚の間で、つるつるのおまたがよだれを垂らしてぼくのチンポを欲しがっているように見えた。ぼくは膝をつくと、はちきれそうな勃起の先を割れ目にあてがった。
「はあっ、はあっ……」
 途中まで皮がかぶったままの亀頭の先で味わう肉の花びらは温かく、柔らかすぎた。こすれただけで泣きそうなほど気持ちいい。こみあげる白いおしっこの噴出を、ぼくは息を止めてこらえる。噛みしめた歯の間から、ふうふうと熱い息がこぼれ出た。
「ふふ、がまん、できた……?」
「う、うん……」
 おしっこの穴から、ぴゅるぴゅる透明な汁が垂れている。ママのぬるぬると混ざりあって、いやらしい匂いがした。ぼくはぐにぐにと割れ目を肉棒の先で押し分け、挿し入れるべき穴を探した。射精してしまわないよう、お尻の穴に力を入れながら。
「ほら……ここ、よ……」
 柔らかくひんやりした手が根もとをそっと握り、入り口へ導いてくれる。ママはいつの間にか上半身を起こして、ぼくの顔をやさしく見つめていた。
 どうにかなりそうなほど興奮していたけれど、ぼくはママの顔を見つめてしばらくぽうっとなってしまった。ママはやっぱりきれいだった。うっとりと紅く染まった頬っぺたも、大きいおっぱいも、細い腰も、すらりと長い脚も、いやらしく濡れたおまたも、何もかもがうつくしい。
 誰にも渡したくはなかった。佐伯にも、ほかの男にも。どんなにいい男が現れたって、ママをゆずる気にはなれない。たとえグレゴリー・ペックがプロポーズしたって、ぼくは認めない。ママはぼくのものだ。ぼくだけのものだ。
 腰と背中に力をこめる。柔らかい割れ目に挟まれた硬い肉の棒が、狭い入り口を押し広げ、ゆっくりと進んでいく。
「はあ、あっ……」
 ママの穴のなかはとても狭かった。奥へ入ろうとする勃起を、きちきちと締めつけてくる。けれど、けっして押しもどそうとしているわけではなかった。ぬめった温かく柔らかい肉が、ところどころでぼくのチンポに吸いつき、包みこんでいる。
 根もとまで突き入れる前に漏らしてしまいそうだったけれど、歯を食いしばって耐えた。どくどくって射精したい欲求が、ひっきりなしにおそってくる。でも、もっとママのおまたのなかを味わっていたいっていう欲望のほうが勝った。割れ目の奥は湯船につかってるみたいに温かくて、とろけそうなほど気持ちよかった。
「はうう、きもち、いい、よお、ママあ……」
 奥まで肉棒が呑みこまれると、ぼくは白いからだにおおいかぶさった。おっぱいの上に頭をあずけると、きゃしゃな手が頬っぺたを撫でてくれる。
「丈も、ここから出てきたのよ……」
 そういわれると、おかしな気分だった。学校の保健体育で教わってはいたけれど、肉棒をきゅうきゅう締めつける狭い穴から赤ちゃんが出てくるなんて信じられない。ましてぼくがここから出てきたなんて。
「ここで……いっぱい、どくどくって射精すると、赤ちゃんができるの……パパもそうやって、丈をつくったのよ……」
 顔と髪を撫でつけながら、ママが性教育するみたいにぼくにいい聞かせる。子守唄のように、なごやかな声だった。話の内容が違ったら、安らかな気分になったかもしれない。ママに甘えて射精していたかもしれない。でも。
「ね、だから……」
「あいつの赤ちゃんを、生むの?」
 これ以上聞きたくなかった。さんざん佐伯が口にした、「子づくり」。あいつは、来るたびにママのおなかのなかに精液を注ぎこんでいった。日によっては二回も。いまぼくがずっぷり挿しこんでる割れ目の奥で、あいつは数え切れないくらい射精しているんだ。
 今ぼくのチンポに吸いついてるのと同じように、佐伯の大きな肉棒も気持ちよくしてるんだ。赤ちゃんの素を、奥に注いでもらうために。あの男の子供をつくるために。
「おねがい、丈。最後まで話をきいて……ね?」
「ゆるせないよ、ママ……」
 からだ中が熱い。ぼくは上半身を起こしていた。自分の肌が赤く染まっているのが見えた。大きなお乳に手を伸ばし、力まかせに揉んだ。
「ひぃっ……! い、いたい、いたいの、丈……」
 つらそうに顔を歪め、からだをくねらせるママの姿が悩ましい。腰のまわりから背中まで、ぞくぞくと寒気が走る。ぼくはもう、口でしか呼吸をすることができなかった。
 おっぱいを鷲づかみにしたまま、お尻を浮かせる。人差し指を入れたときと同じく、チンポにもぬるぬるの穴が吸いついてきた。チンポを逃がさないようにと、ぬめぬめした柔らかい肉がまとわりついてくる。すぐにも射精してしまいそうだったけど、何とかがまんした。
 一番奥に、いっぱい出す。佐伯よりも、たくさん、たくさん白いおしっこを注ぐ。そう、決めていた。
 一度抜きかけた勃起を、ゆっくりと押し進める。おまたのなかで皮が剥かれていくのがわかった。玉袋から精液が昇ってくるのがわかる。出したくてたまらない。ぶちまけたい。もう、しんぼうできなかった。
「出るっ……! ママ、ママあっ……!」
 できるだけ、奥へ。ぼくは腰を反らせて、割れ目に根もとまで肉棒を押しこんでいった。そして、ママのおなかのなかで、ぼくのチンポがはじけた。
「ああっ……なかに、出て、る……」
 どくんっ、どくんって射精するのにあわせて、ママのおしりがぴくぴく揺れ動いた。チンポをさらにしごいて精液をしぼりとろうとしてるようだった。
 きつく締めつける穴の奥で脈打たせながら、ぼくは薄目でママの顔を見つめていた。かたちが変わるくらいおっぱいを強く握りしめているっていうのに、ぜんぜん痛そうな顔をしていなかった。細めた目の端からは涙があふれていたけれど、瞳は酔ったみたいにとろんとしてる。すこしだけ開いたくちびるのなかでは、まるで口で射精を味わっているかのように、桃色の舌が淫らに動いていた。
「くううっ……」
 息がつづかない。出しても出しても、射精が終わらないような気がした。割れ目の奥で、皮を剥かれた肉棒が脈を打ちつづけている。ママのいやらしいぬるぬる穴に、白いおしっこが吸いつくされそうだった。お尻の穴と金玉の間に、ぴきぴきと痛みが走っている。
「はあっ、はああっ……」
 やっと出し終えたとほっと息をついたときには、目の前に小さなサクランボがあった。気づかないうちにママのからだに倒れこんでしまったらしい。ぼくは思わず乳首に吸いついた。甘い匂いがする。
「ん……すごい、いっぱい……どっぴゅん、したね……」
 背中を抱かれていた。汗ばんだ肌どうしが、ぴったりと密着している。ぐったりしたぼくの背中を、ママがぽんぽんとやさしく叩く。わずかな間だけど、ぼくは本当に赤ちゃんになってしまったような錯覚を起こした。佐伯のことも、何もかも忘れた、とても安らいだ気分だった。
 ぼくはそのまま眠ってしまったようだ。たぶん数分のことだと思うけれど、とてもいい夢を見ていた気がする。まどろみのなかにいたぼくを、ママの声が現実に戻した。
「ねえ、丈……おねがいだから、聞いてほしいの」
 口はだらしなく開いていて、お乳にはぼくのよだれがべっとりと広がっていた。乳首に吸いついたままうたた寝しちゃったみたいだ。まだぼやけている目を、ママに向ける。
「ママは、丈のほかに子供なんかいらないの……もうすこしだけ、がまんして……ね?」
 また、「もうすこしだけ」か。せっかくいい気分でいたのに、いいわけなんか聞きたくなかった。何度も同じうそをつくママを見たくはなかった。ぼくは顔を背けて、からだを起こす。ちんちんはすっかり小さくなって、割れ目の外に追い出されていた。
「信じて、くれないの……?」
 いい返す気にもならなかった。胸にむかむかと憤りが溜まる。こうやって、ママはぼくをだます気なんだ。子供だから簡単にだまくらかせると思っているんだ。
 ぼくは何も答えずに立ちあがった。いつも佐伯がするように、あお向けに寝ているママのお乳の上にまたがる。お尻の下でつぶれたおっぱいがふわふわしていた。
 縮こまって先っぽまで皮に埋もれたちんちんを、すべすべの頬に押しつける。白っぽい汁がこびりついた性器が、ママの頬っぺたの上でぐにゃりと曲がった。
「……お、おしゃぶり、して、ほしいの……?」
 とまどった声。澄んだ瞳がいそがしく揺れる。ぼくが何も答えずにむすっとしていると、ママはあきらめ顔で紅いくちびるを開いた。舌の上で小さくなったちんちんを転がすと、口のなかへと導く。白いおしっことママの蜜でべとべとのちんちんを、ママはキャンディーでも舐めるみたいにおいしそうに口に含んだ。
「んちゅ……んぷ……」
 汚れたちんちんをしゃぶってきれいにさせるのは、すごく気分がよかった。気持ちいいのはもちろんだけど、えらくなった気がする。佐伯がかならずママにさせるのも、許せないけれどよくわかる。
「ん……きもち、いい……?」
 上目づかいの甘えた瞳が、ぼくをちらちらと見ている。怒ったぼくを、なんとかなだめようとしているんだ。ごきげん取りをしている。あさはかな考えだ。ぼくはますます腹を立てていた。
 おしおきだ。うそつきのママには、罰を与えなければだめだ。ぼくはけんめいに硬さのないちんちんを吸うママの頭を、両手でつかんだ。
「んうっ……?」
 ママはすこし驚いた顔をしたけれど、すぐに親指くらいの大きさしかないちんちんを口のなかで舐めまわしはじめた。ぼくのお尻に手をまわし、嬉しそうに鼻を鳴らしておしゃぶりする。
 きっと射精させるつもりなんだろう。白いおしっこを出せばぼくのきげんも直るだろうと思ってるんだ。ママの口内で勃起しはじめていたけれど、ぼくはそんなことですませるつもりはなかった。
 「白いおしっこ」で、すませるつもりはなかった。
 ぼくはお尻をぶるぶる震わせると、ママの口のなかに漏らしはじめた。
「ふむうううっ……?」
 ママの目が、大きく見開かれる。ちょろちょろと少しずつ注がれる温かい液体に驚いて、ぼくの顔を見上げる。
「飲んでっ……ママ……飲んでっ……!」
 かきむしるようにママの髪をつかむ。ぼくはひどく上ずった声を出していた。単なるおしおきのつもりだった。汚したいだけだった。すぐにちんちんごと吐き出すと思ったし、その後はママに小便をかけてやるだけでいいと思っていた。なのに一度ママの口におしっこをはじめてしまうと、飲んでほしくてたまらない。ぼくのおもらしを受け止めてほしかった。腰がぶるぶると、けいれんしつづけている。
「ん、んぐっ……こくっ、んくっ……」
 迷ったのは一瞬だけだった。ママはぼくのおねだりを聞くと、すぐに目を閉じて喉を鳴らしはじめた。ちんちんの先から放出されるおしっこを、次々に飲み下していく。紅いくちびるが、ふにゃふにゃの肉棒を吸ってさえいた。
「はああ、ママあ……」
 頭がおかしくなりそうだった。ママの口をトイレにしている! ママがぼくのおしっこをごくごく飲んでるんだ! ぼくのチンポから、直接おしっこを吸ってるんだ! 誰よりもきれいなママを、ぼくだけのトイレにしてるんだ!
「んくっ、ごくっ、んんっ……ちゅっ……」
 きっと臭いと思う。たぶん黄色いと思う。味は知らないけど、おいしいわけがない。だって汚いものなんだから。でも、ママは顔をしかめたりしなかった。柔らかいくちびるでチンポを吸いながら、おしっこを喉の奥におくりつづける。まるでぼくの小便をもっと飲みたがってるみたいに見えた。
「はああ、ああ……」
 ぼくは尿をしぼりだすように、ぶるぶるとからだを震わせた。すべて出し終わっても、ママはぼくの股間に顔を埋めたままだった。瞳を伏せて、ちゅぷちゅぷとやさしく勃起しつつあるチンポをおしゃぶりしている。
 注ぎこんだおしっこの量は、もちろん精液よりずっとずっと多い。でもママは一滴もこぼさずに飲んでくれた。ゆっくり出したとはいえ、あまさず飲んでくれたんだ。ぼくのトイレになってくれたんだ。
 ぼくは鷲づかみにしていた髪を、いたわるように撫でた。すっきりして、満ち足りた気分だった。たまっていたものが、すべて出て行ったような気がする。ママがいとしくてしかたない。憤りとは別のもので、胸がいっぱいだった。
「ん……ちゅ、ちゅっ……」
 むくむくと硬さを取り戻した肉棒を、ママは瞳を真ん中に寄せてちゅぱちゅぱと音をたてて吸った。ちょっとくすぐったくて、腰を引いてしまう。でも、やめてほしいなんて思わなかった。
「ん……ママのお口でおもらしするなんて、丈はほんとにいけない子ね……」
 いたずらっぽく笑うママの瞳は、ぼくをとがめてなんかいない。長く伸ばした桃色の舌が、勃起の裏側に押しつけられる。お尻にまわされた手に力が入る。前に来てってことだろう。ぼくのチンポを、ママは根もとまでくわえたいんだ。
「……白いおしっこも、いっぱい、したい……」
 お乳の上でまたがりなおし、ママを見下ろしておねだりする。玉袋の片ほうが、半分くらい紅いくちびるに含まれていた。黒い瞳が微笑みながらうなずく。
 ママはぼくだけのものだった。

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テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2010/04/21(水) 23:23:23|
  2. 赤いバラの咲く庭で
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Author:臥頭狂一
(がとうきょういち)
 日々、頭痛に悩まされながら官能小説を書いています。
 いろいろなジャンルに手を出していくつもりです。よろしければ読んでいってください。
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