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臥頭狂一のエロ小説ブログ。※18歳未満閲覧禁止。

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亜耶芽忍法帖 其の六 (13枚)

 首領、六角雁磨への「おつとめ」のため、奥座敷へと向かう亜耶芽。下忍との情交で、いつもより大幅に遅れてしまっていました。
 気の短い雁磨の憤りが予想されました。遅刻の責めだけならまだよいのです。下忍との情事が知られてはただではすみません。寵愛を一身に受けている亜耶芽とはいえ、まったく油断はできないのです。
 小さな身体に緊張を走らせつつ障子を開けると、みだらな光景が亜耶芽の目に飛び込んできました。




 鈴虫が涼やかな歌声を奏でています。日中の暑さが嘘のように引いていました。月は丸く夜空の頂きにあり、山と山の間にある狭間の里はほのかな明かりに照らされています。盆提灯なしでも夜道を歩けそうでした。
 そんな天の恩恵など関わりないとでも主張するかのごとく、煌々と光りを放っている屋敷があります。狭間の里を統べる首領、六角雁磨の屋敷でした。障子からこぼれる灯りは尋常なものではありません。
 首領屋敷では行灯だけでなく、蝋燭を惜しげもなく燭台に立てていました。蝋燭はとても高価で、お武家でも大名や家老の屋敷くらいしか使われてはいません。雁磨の権勢ぶりがうかがい知れます。
 亜耶芽は、光の漏れる障子の前に端座していました。締めきられた障子のなかから、男女の戯れる声が聞こえています。膝がふるえるのを自覚しながら、亜耶芽は意を決して声を出しました。
「お館さま。亜耶芽にございます」
 つとめて冷静な声で、亜耶芽は屋敷の主へ目どおりを願い出ました。座敷の中から漏れていた声が止みます。少女の脚の上に置かれた拳までが、膝とともに小刻みに揺れていました。
 いつもの時刻より、ゆうに一刻は過ぎていました。男の匂いを落とすために、小川で身体を洗い流す必要があったのです。
 亜耶芽は怖ろしくてなりませんでした。房術仕込みの際でさえ、男と触れるのを禁じられていたのです。ほかの男の陰茎を口で吸っていたなどと知れたらどういう責めを負わされるでしょう。己にたいする首領の執心は、毎夜の『おつとめ』によって痛いくらいに刻みこまれていました。
 寵愛されている身でも、まったく安心はできません。六角雁磨は、酷薄な男です。若い下忍と不貞をはたらいた妾を、生きたまま素手で引き裂いたこともありました。亜耶芽はそれを目の当たりにしています。返り血を浴びた雁磨の怒りに歪んだ貌を、亜耶芽は忘れることができません。可愛さあまって憎さ百倍。亜耶芽も同じく、いえそれ以上に惨たらしく殺されてしまうかもしれませんでした。
 膝のふるえが全身に移ろうとするのをなんとか押さえつつ、少女は蒼ざめた貌で首領のことばを待ちました。
「入れ」
 かえってきたのは男のひくい声でした。短いことばでしたが、とくに憤っているようすもなく、亜耶芽は胸を撫で下ろします。しずかに、障子を開きました。
「っ……!」
 明かりに満ちた座敷から、淫靡な光景が少女の目に飛びこんできました。身の丈六尺(約百八十センチ)をはるかに超える浅黒い裸の大男が胡坐(あぐら)をかき、裸体の女ふたりを抱きかかえていたのです。この頭の禿げた大男こそ、狭間の里首領、六角雁磨でした。
 細身の娘は、六角雁磨の妾のひとりです。男の腰に脚をからめていて、お尻の谷間の下からは黒々とした巨大な怒張が出入りしているのが見えました。深々と貫かれ、短い喘ぎ声を断続的に放っています。裸体を抱える腕は丸太なみに太く、娘を難なく片手で支えていました。
 男の太い膝の上に乗っているのは、娘より年長で肉感的な身体をした女です。もう片方の手で豊かな乳房を弄ばれつつも、酒盃を男の口に当てていました。こちらは亜耶芽もよく見知った顔でした。雁磨の妾ではなく、クノイチの朱姫(あけみ)です。切れ長の目が、亜耶芽をとらえました。紅みがかった瞳が、値踏みするように粘い視線をからめてきます。
「おや、亜耶芽。遅かったねえ。お館さまをお待たせしちゃあ、駄目じゃないか」
 朱姫が高い声で軽口を叩くと、虚をつかれて固まっていた亜耶芽があわててその場に手をつきました。額を畳にこすりつけて許しを乞います。
「も、もうしわけ、ありませぬ!」
 いくつか考えていた言い訳は、頭からすっかり消えていました。別に六角雁磨が怒りを見せているわけではないのですが、朱姫が口にした『待たせた』ということばに、亜耶芽は動揺をあらわしてしまいます。
 平伏したままふるえている少女を、朱姫はくすくすと笑いながら見下ろしていました。紅をさしたくちびるが妖しくかがやいています。朱姫はしなをつくりながら、雁磨の浅黒く広い胸に豊かな双乳を押しつけました。押しつぶされた乳房を、甘えた目を向けつつ上下に擦りつけています。
 しなやかな手が、白いお尻を挿し貫いている肉茎の根もとに伸びました。張りつつある玉袋を、すくうようにして揉みあげています。陰嚢はその巨根にふさわしい大きさで、朱姫の手からあふれ出ていました。男の口から、小さな呻きがこぼれます。
 細身の娘は胡坐をかいた雁磨のうえで、はげしくお尻を上下させています。長さのある肉棒が、つけ根まで呑みこまれてはまた半ばまで姿を現すのを繰り返していました。やや白みを帯びた体液が、繋がった局部から垂れています。獣欲に満ちた睾丸と、朱姫の白い手をべっとりと濡らしていました。
「あっ、あふ……んっ! お館さま! お館さまっ……!」
 娘の声が、大きくなっていました。貌は紅潮し、ほつれた黒髪が汗ばむ頬にへばりついています。
 朱姫が切れ長の目をさらに細めて、雁磨のいかつい貌を見つめました。太い眉を分けている眉間に、深い皺が寄っています。
「亜耶芽、貌をお上げ。お館さまがお射精なさるよ」
 あいかわらず茶化した口調なのに、抗うことの許されない響きを亜耶芽は感じていました。主からの命令ではありませんでしたが、上体を起こします。
 妖艶な先輩クノイチの言うとおり、雁磨は果てようとしていました。筋ばった脚に緊張が走り、突き上げる腰の動きには余裕が見られません。限界の近い証でした。
 妾である若い娘は、もう何度か絶頂を迎えているのでしょう。目が虚ろなまま、熱にうかされたように雁磨の名を口にしています。それでも白いお尻は淫らに揺れ、抽送をつづける男根に喜悦を与えるのを忘れません。
 灯りの影になってはいますが、その下で白い手が妖しくうごめいているのが見えます。朱姫の手が、大きな玉袋を包みこむように撫でていました。吐精をうながすがごとく、そっと持ち上げては転がしています。
 亜耶芽は正座したまま、息を呑んで貫かれるお尻を見つめていました。白いお尻に巨大な黒い肉棒がはげしく出入りしています。目をはなすことができなくなっていました。
(あたし……いつも、こんなに太いのを……挿しこまれてるんだ……)
 妾が貫かれているのを見て、亜耶芽は雁磨の男根の巨きさをあらためて実感しました。娘よりはるかに年少で身体も小さな亜耶芽は、ほぼ毎晩この凶暴なもので犯されているのです。淫らに花開かされた己のからだを想うと、悲しくなりました。
 けれども、同時に身体の深奥が熱くなるのを感じています。座敷に満ちたいやらしい匂いと艶めいた声に触れ、閉じた太股のつけ根で男のものをもとめて疼くものがありました。
「ウッ、ウウッ……」
 ふいに、雁磨が短い唸り声を漏らします。娘の腰を抱いた腕に力が入りました。前腕に血管が太く浮きあがっています。
「ウオオッ……!」
 咆哮。人のあげる声とは思えない、獣じみた叫びです。亜耶芽には聞きなれたものでした。雁磨が、射精のときに放つ雄叫びです。いつもの間にか男の分厚い手が伸び、白いお尻を鷲づかみにしていました。
 お尻の下からは、娘の膣内におさまりきらない肉棒の根もとが見えています。裏側が収縮し、大きく脈打つのが見えました。
(あ……すごい……いっぱい、射精、してるんだ……)
 娘の胎内への吐精を煽るように、しなやかな手が陰嚢を揉みつづけています。逞しい肉棒が幾度も脈動するのにあわせて、娘の柔らかな尻肉が小刻みにふるえました。
 収縮はなかなか止みません。まだ繋がったままの淫口から白濁の粘った汁があふれ、肉棒の裏をつたって垂れていきます。膣内をいっぱいに満たすほど注ぎこんだしるしでした。
 全身を痙攣させていた大男が、ようやく力を抜いて大きく息を吐きます。抱きとめていた腕を無造作に振りほどくと、白い裸体が畳の上に倒れこみました。亜耶芽にお尻を向けた格好で、うつ伏せになって動きません。気をやったあとで失神してしまったのでした。
 ぽっかりと開いた膣口からは、雁磨の放った汚濁があふれ出ています。白みが濃い精液が大きな雫をつくり、まるいお尻をつたって畳の上へと流れ落ちてゆきました。
 亜耶芽は滴る白液を食い入るように見つめています。頬に朱がさしているのに、本人はまったく気がついていません。ほそい喉が、音をたてました。
「亜耶芽。なにをぼんやりしてるんだい?」
 艶のある声に気づき、亜耶芽ははっとして振り返ります。いつ背後にまわったのでしょう。朱姫は少女の真後ろに、薄笑いを浮かべて立っていました。まったくその気配に気づかなかったのです。亜耶芽の背すじが冷えていました。
「ほら、ごらんよ。お館さまのおチンポをさ」
 朱姫の両手が、ほそい肩に置かれます。まるで姉が妹にするような、馴れ馴れしい所作でした。亜耶芽は思わずびくり、と身を固くしてしまいます。
 里のクノイチに忌み嫌われている亜耶芽は、朱姫ともあまり親しいわけではありません。まれに里で顔を合わせる程度です。ほかの者のように亜耶芽を蔑んだ目で見ることはないものの、どこか得体の知れないおそろしさを感じていました。
 座したままの雁磨の男根は、畳に溜まりをつくるほど精を放った後だというのに猛々しく天を衝いていました。かさの大きな亀頭から玉袋まで、男女の体液にまみれています。亜耶芽のところまで卑猥な匂いがつたわってきました。
「お行き。きれいに清めてさしあげな」
 どん。と背を押され、少女がつんのめります。勢い良く突かれたために、畳に手をついてしまいました。亜耶芽は四つん這いのまま振り向いて、朱姫を見つめます。
「おしゃぶりは得意だろ? お館さまのものから、汚れを舐め取るんだよ」
 いとけない貌が蒼ざめました。朱姫に命じられた行為に、抵抗を感じてのものではありません。たしかに他人と交わった後の陰茎を口にするのは、亜耶芽にとってはじめてのことです。おぞましさを感じないわけではありませんが、気にかかっているのはもっと別のことでした。
 朱姫の口にした『おしゃぶりは得意だろ?』ということば。亜耶芽はそこに含みを感じました。遅れた原因を、朱姫は知っているのかもしれません。下忍の陰茎を口にしていたことを知りつつ、当てこすっているのだとしたら。
 そもそも朱姫の姿を屋敷で見ることも、首領の伽をつとめるのも異例のことです。朱姫が一部始終を見ていて、雁磨へ注進に及んだとも考えられます。疑いは深まるばかりでした。
 亜耶芽は膝がふるえ出すのを、止めることができません。背には冷たいものが走っていて、朱姫を振り返ったまま固まっていました。
「どうしたんだい? お館さまが、お待ちだよ」
 嘲るような声が、座敷に響きました。大きな乳房の前で腕を組んだ朱姫の貌には、冷たい笑みが浮かんでいます。紅い瞳に心の奥底まで覗かれているような気がして、亜耶芽は貌を逸らしました。
 六角雁磨は無言のままです。ふだんから口数の少ない男ですが、亜耶芽は座敷に入ってから、ひとつも声をかけられていません。不気味にすぎる沈黙でした。
(雁磨も……知って、いるの……?)
 その表情からはなにも読み取ることはできませんでした。むっつりとして怒っているようにも見えますが、それは単に亜耶芽の遅れに憤っているのかもしれません。妾との行為の後始末を早くしろ、と少女を責めているのかもしれません。
 いずれにしろ選択の余地はありませんでした。すべて亜耶芽の思いこみに過ぎず、遅れた理由を知られていない可能性だってあるのです。賭けてみるしかありません。
 剛直は、かわらず雄々しくそそり立っています。少女を待ちくたびれて怒っているようでもありました。亜耶芽は口中の唾液を飲みこむと、意を決します。這うようにして、雁磨の股間へと膝をすすめました。


 次回のお話(其の七)
 前回のお話(其の伍)



テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2010/01/24(日) 09:09:09|
  2. 亜耶芽忍法帖
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Author:臥頭狂一
(がとうきょういち)
 日々、頭痛に悩まされながら官能小説を書いています。
 いろいろなジャンルに手を出していくつもりです。よろしければ読んでいってください。
 感想、お気づきの点など、コメント、メールでいただけると励みになります。よろしくお願いします。

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